9月25日、 NHK BS2 の番組「日めくりタイムトラベル 昭和37年!」 山崎達光JSAF会長が出演

2010年9月24日

 

JSAFの山崎達光会長がテレビに出演されます。

番組は「日めくりタイムとラベル 昭和37年!」
テーマは昭和37年のできごとのひとつ堀江謙一氏の単独太平洋横断です。

収録は7月2日に行われました。場所は神奈川県横須賀市西浦賀のシティーマリーナヴェラシスに係留してある会長のヨット<サンバードフォーエバー>のコクピット。インタービューアーは女優の高木美保さんです。

ご覧ください。

放送局:NHK
チャンネル:NHK衛星第2放送(BS2)
番組名:日めくりタイムとラベル 昭和37年!
放送日時:9月25日(土)午後8時~11時(3時間)

他のテーマもあって堀江さんの話がどの時間帯になるかは未定です。

Melges32 World Championsip 2010

2010年9月23日

初日のレースシーン。全32艇が参加

 

Melges32の世界選手権が米国サンフランシスコのセントフランシス・ヨットクラブをベースに開催されている。

日本からは<夜叉侍>(石田オーナー)、<Bros>(亀井オーナー)、<SLED>(大倉オーナー)の3艇が参加。

そこで、本日から<SLED>に乗る中村健一さんのレポートをお届け。本ブログでは簡単な様子をご紹介するので、詳細は中村さんのブログ「Strategist – Japan」を参照してください。

天気予報は12時のスタート時間から徐々に8~1ノットに吹きあがるというものでしたが、思いのほか早い段階で風が吹き上がり、レース中盤から27ノットの風が入り出し、激しい展開の中3レースが消化されました。

ゴールデンゲートブリッジとアルカトラズ島を頭上に見てスタートする光景は非常に優雅に見えます。しかし、強風にもまれながらのレースは大変にハード。32フィートのMelgesはディンギーと同じように速いレース展開で、1つの判断ミスで大きく順位を落としたり、良いポジショニングでビッグゲインをしたりと、入れ替わりの激しいレース展開となっています。

また、ジェネカーでのダウンウインドは、わずかなコンビネーションミスでブロー沈してしまうほど繊細なハンドリングが要求され、見ている方も、レースをしているクルーも非常にエキサイティングなレースとなっています。

さて、大会初日に日本チームで抜け出したのは<夜叉侍>で、強風コンディションの中、非常に安定したスコアで総合8位となっています。<Bros>、<SLED>は27、28位で少し出遅れた感じとなっていますが、まだまだ初日、明日からの巻き返しに期待がかかります。(レポート/中村健一)

 

Strategist – Japan http://blog.goo.ne.jp/jpnken1/
レース成績 http://yachtscoring.com/event_results_cumulative.cfm?eID=375
大会ライブ http://www.sailgroove.org/coverage/237465-2010-Melges-32-World-Championship/live
St. Francis Yacht Club http://www.stfyc.com/

 

前日のセール計測の様子

日建・レンタコムカップ
第19回全日本学生女子ヨット選手権大会

2010年9月22日

選手たちはもちろん、運営スタッフもみんな頑張ってくれました

 

日建・レンタコムカップ 第19回全日本学生女子ヨット選手権大会が9月18日から20日にかけ、全29校(470級27艇、スナイプ級30艇)が参加し、神奈川県葉山新港をベースに開催されました。

今回のレース海面はJSAFが推奨している「見せるヨット」に準じ、葉山港の防波堤からも見える距離で行われました。

 

18

18日は開会式と艇長会議が行われた後、選手たちは10時過ぎに出艇し3レースが消化されました。海面では北東のシフティーな風が入っており、とても難しく選手たちを悩ませました。

スナイプ級では関西学院大学の増川/山本組がオールトップで初日の首位にたちました。2位に早稲田大学の木内/塩出組、3位に日本大学の長塚/稲垣組と続きました。3位以下も点数差はほとんどなく、入賞争いから目が離せません。

470級で首位にたったのは日本経済大学の徳重/安田組です。安定した走りをしていました。2位には、関西大学の後藤/原口組、同点で3位に鹿屋体育大学の杉浦/牟田組が入りました。470級も点数の差がほとんどなく、目が離せない状況でした。

 

19

19日は、朝から風がなくAP旗が上がり、選手たちは風が南に上がるまで陸上待機となりました。10時過ぎから南の風がそよそよ入り、優しい南から吹く軽風域の中、3レースを消化しました。

470級では日本経済大学の徳重/安田組が1-3-1というスコアでまとめ、トップとなりました。地元の日本大学の藤井/栗栖組も今レガッタ初のトップホーンを第5レース目で鳴らし2位につけました。3位から6位まで同点で4チームが並び、熱い戦いがつづきます。

スナイプ級では、関西学院大学の増川/山本組が1-1-9というスコアでまとめ2位と10点差で1位。一方、この日、最終レースで断トツ文句なしのトップホーンを鳴らしたのは日本大学の長塚/稲垣組です。こちらのチームもこの段階で3位となり、最終レースまで目が離せません。

目が離せないのがやはり総合優勝争い。19日の時点で日本大学がトップ。わずか1点差で2位に関西学院大学。さらにトップと3点差で3位に早稲田大学がつけました。

 

20

20日は最終日。朝、ハーバーへ行ってみると風がなく、選手たちは複雑な思いで、約1時間の風待ちを強いられました。その後、風が南に回り本レガッタ一番の微風の中1レースを消化しました。

470級、スナイプ級ともに選手たちは気合いの入ったスタートとなり、ゼネラルリコールを何度も繰り返しました。

そんな中470級では早稲田大学の山口/井上組が今レガッタ初のトップホーンを鳴らし、総合3位になりました。前日まで1位の日本経済大学の徳重/安田組は最終レースも3位でフィニッシュし、2位と22点差で初優勝を飾りました。

スナイプ級は、470級がスタートした後、何度もゼネラルリコールを繰り返した後、ブラック旗が揚がり、16艇が引っかかってしまうという大波乱。この16艇の中には上位のチームが何艇かいたため、スナイプ級の最終成績は前日までと入れ替わりました。

前日までトップの関西学院大学の増川/山本組は最終レースも2位でフィニッシュし3度目の優勝を果たしました。また、2位には中央大学の樋口/久保組が入りました。

大激戦だった総合優勝争いは、日本大学と早稲田大学のスナイプチームがブラックフラッグに引っかかってしまったため、関西学院大学の勝利となりました。

 

来年は記念すべき20回大会

男子学連の力強い手伝いにより各チームの積み込みと会場の片づけを終えた後、湘南国際村にて日建さんのご協力により、盛大な表彰式とレセプションパーティが行われました。

レセプションパーティではみんなでジェンカを踊ったりし、楽しく行いました。また式の途中ではサプライズがあり、今回のレースの運営を行うにあったて陰で一生懸命働いていた全日本学生ヨット連盟副委員長の福本典子(早稲田大学)に功労賞が授与されました。

来年は、記念すべき20回大会です。各水域を勝ち抜いてきた女子選手たちの熱い戦いが葉山で行われる予定です。(レポート/全日本学生ヨット連盟広報・渡辺みづき)

 関東学生ヨット連盟 http://kg-yacht.r-cms.biz/

 

スナイプ級優勝の増川/山本組(関西学院大学)

470級優勝の徳重/安田組(日本経済大学)

葉山新港で行われた開会式

表彰式の様子

第19回全日本学生女子ヨット選手権大会

2010年9月18日

受け付けの様子です

 

今日から第19回全日本学生女子ヨット選手権大会が始まります。

この大会は、日建・レンタコムグループの協賛を賜り、冠レースとして19年の間つづいている大会です。

2年ぶりに関東水域で開催することになり、大会会場は大葉山新港となります。

全日本女子の運営は久しぶりで不安でしたが、男子学連や役員たちに支えられて、ようやく準備が整いました。

昨日は受け付けと計測でした。
数日前から他水域の選手たちが葉山新港に来ていましたが、関東水域の大学も普段練習を行っている森戸海岸から船を移動し、全艇が葉山新港にそろい、運営側も選手側もレースの準備が整ってきたようです。

ハーバーは女の子たちだらけで、普段の雰囲気とは少し違います。
準備をしている男子学連の学生たちがいつもより楽しそうでした…。

あと数時間でレースが始まります。
9時から開会式が葉山新港で行われ、予定では11時に470級がスタートです。
各水域の予選を勝ち抜いてきた女子選手たちの熱い戦いが、いよいよ始まります!

関東学生ヨット連盟のHPで速報やレースの様子などがご覧になれます。
是非、ご覧ください。

関東学生ヨット連盟 http://kg-yacht.r-cms.biz/
速報 http://ameblo.jp/kantou-yacht/

アメリカズカップ 新旧2つの動き

2010年9月15日

今年3月に行われたアメリカズカップではBMWオラクル・レーシンングがカップを獲得した。photo by Kazu Nishimura

 

次のアメリカズカップの新しい動きが発表されました。

9月13日バレンシアで行われた記者会見の内容によると、大きく変わるであろう点は下記の通り。

・ウイングセールを持つカタマラン艇AC72を採用
・新しいワールドシリーズを2011年からスタート
・Yuouth America’s Cupを2012年に開催
・短くて見どころの多いレースフォ-マット
・新しい船と適切な風の吹くレース海面によってレースの遅延を減らす
・効果的なコスト削減

この他、映像やインターネットコンテンツ、ウェブサイトに関することを含めていくつかの変更点があり、AC45と呼ばれるAC72のスケールダウンモデルを使ってワールドシリーズを競うこと、クルーの人数が11人になることなども発表されています。さらに、レース開催地などの最終の情報は年末までに発表される予定。

発表を行ったラッセル・クーツ(BMWオラクル・レーシンングCEO)は「新しい艇とレースフォーマットによりアメリカズカップはセーリングスポーツの頂点に返り咲くだろう」とコメントしています。

 

一方、この新しい動きをよそに、懐かしきアメリカズカップの面々と往年の名艇である国際12M級が米国ロードアイランド州ニューポートに結集します

「the 2010 America’s Cup 12 Metre Era Reunion presented by Rolex」と銘打たれたイベントが9月16日~19日、ニューヨークヨットクラブの主催で開催されるのです。

国際12M級は1958年から1987年の間、アメリカズカップに採用された艇種。もっとも長くアメリカズカップで使われていた艇種です。それらを駆ってアメリカズカップの挑戦艇選抜レースや防衛艇選抜レース、そしてアメリカズカップ本戦を戦った人や船が、期間中に行われる12M級北米選手権に参加します。昔のアメリカズカップ関係者の大いなる同窓会というところでしょうか。

テッド・ターナー、ゲイリー・ジョブソン、デニス・コナー、ペレ・ペターソン、テッド・フッド、シド・フィッシャーなどアメリカズカップの歴史を彩った多くの人々の名前が参加者の中に掲げらていますが、冒頭の新しいアメリカズカップの影はまったく見当たりません。

時を同じくして動きのあった新旧2つのアメリカズカップ。セーリングスポーツの頂点として語り継がれるこのレースはいつの時代にも多くの話題を提供してくれます。

なお、冒頭で紹介した次回のアメリカズカップの新しいレースフォーマットに関しては、近日中に本ブログで詳しい解説を掲載する予定です。

第34回アメリカズカップ公式サイト  http://www.americascup.com/  

ニューヨークヨットクラブ・イベントサイト  http://nyyc.org/AC12Mreunions/

2009年の12M級世界選手権を走るアメリカンイーグ。G.ジョブソンやT.ターナーが乗り込んだ。photo by www.Amory Ross.com