海の仲間が集まる忘年会 フィーリンオーシャン開催 

2010年12月3日

 

セーラーの伊藝徳雄さんからのメッセージです。
年末を迎え、みんなで楽しく盛り上がろうとのお誘い。
ジャンルを問わず、セーリングにかかわる人々が集まり、いろんな話ができれば楽しそうですね。

 

いよいよ年末。今年の皆さんのセーリングライフはいかがでしたか?
海は寒さが増し、来シーズンまでは少しお休みという方も多いと思います。

今年の最後に、海の仲間が集まり楽しく飲める場所をと考え、下記の日程で忘年会「フィーリン・オーシャン」を開催します。 
多くの方に参加いただき、海の話でもり上がってもらいたい、ただその思いだけでこの企画を立ち上げました

対象はすべての海の仲間です。
チームメートや昔の仲間、恋人、友人を誘って遊びに来てください。

いつ来て、いつ帰ってもいいようにエントリーフィーはたったの1000円(軽食付き)。
あとは500円のドリンクをお好みで飲んで、楽しく過ごしてもらうだけ。

イベントも用意しています。
もちろんDJがいてカッコいい音楽はあたりまえ。

多くの方に来ていいただき、海の仲間と楽しい時間を過ごしたいと願います。

 

「フィーリン・オーシャン」

■開催場所
「sedona」   
http://www.sedona-daikanyama.com/
東京都渋谷区猿楽町11-1
ラ・フェンテ代官山1階 
 

■日時
2010年12月9日(木)PM7:00からPM11:00

エントランス・チャージ
1000円(フライドポテト、唐揚げなどのフィンガーフード含む)
ドリンクはキャッシュオン(メニュー限られますがワンドリン500円から)
*必ず1杯はオーダーお願いします。

■問い合わせ先
伊藝徳雄/090-3540-5412 igei100@softbank.ne.jp

■発起人
伊藝ヨットサービス(伊藝)
セールレーシングセールスマネジャー(保坂)

ファウストA.G.アワード2010
堀江謙一さんが特別賞を受賞

2010年12月2日

アワードの受賞者たち。左から3人目が堀江謙一さん

昨年創設された「ファウストA.G.アワード2010」で、セーラーの堀江謙一さんが「ファウスト特別賞」を受賞した。12月2日、東京で授賞式が行われた。

同特別賞は、「冒険、挑戦の分野で偉業を成し遂げ、多大な功績を遺した人物に贈られるもので、日本のみならず世界の冒険界を切り拓いた偉大なる先輩として敬意を表して」(主催者発表に資料による)贈られたという。

また、「ファウスト冒険家賞」には水中翼を装備するトリマラン型セールボート〈イドロプテール〉を開発し、同艇で2009年11月に無動力ボートの世界最速記録(56.3ノット)を樹立したフランス人のアラン・テボウさんが受賞した。彼は来春、ロサンゼルス~ハワイ~横浜の太平洋横断を行う予定。

この他、「ファウスト大賞」にはニュータイプ登山家の栗城史多さん、「ファウスト挑戦者賞」にはサラリーマン極地ランナーの赤坂剛史さん、「ファウスト社会貢献活動賞」にはチェアウォーカーの生活改善に取り組む長屋和さん、そして「Just Giving特別賞」には元プロ野球選手の古田敦也さんがそれぞれ受賞した。

「ファウストA.G.アワード2010」は冒険・挑戦・貢献をテーマに活動する「ファウスト・アドベンチャラーズ・ギルド」が創設したもの。運営事務局は株式会社サイバーギルドホールディングスに置かれている。

ファウスト・アドベンチャラーズ・ギルド http://www.faust-ag.jp/

受賞の挨拶をする堀江謙一さん

ファウスト冒険家賞を受賞したセーラーのアラン・テボウさん

JSAF関東外洋4団体忘年会が開催されました

2010年12月2日

表彰式で盛り上がる忘年会会場

12月1日、東京・表参道で「JSAF外洋関東四団体忘年会」(主催:外洋東京湾、外洋三崎、外洋三浦、外洋湘南)が開催されました。

今年の楽しかったヨットライフを振り返り、さらに来年のプランを語ろうと100人近い外洋セーラーが集まりました。

今年は、長く親しまれたKSC が新生KTS(関東トラディッションシリーズ)として復活しまた。
会場ではKTSを構成する初島卯月レース、大島レース、神子元島レース、小網代カップの4つのレースをシリーズレースとし、それぞれの上位艇の表彰式が行われました。
また、長年の間NORC、JSAFに所属されているメンバーの永年表彰が行われ、さらに2度目の日本一周を敢行した〈UFO〉をはじめ本年度、関東水域で活躍した仲間の表彰もされました。

さらに、締めくくりには、2011年5月に関東4団体他の共同主催で開催される予定の「種子島~東京ヨットレース」(5月1日をスタート予定、およそ540マイル)はじめ、来年度のレースやイベントの予定が公表されました。

3時間ほどの忘年会でしたが、楽しいヨット談義に花が咲き、時間はあっという間に過ぎました。

外洋東京湾  http://tokyowan.yacht.jp/
外洋三崎   http://www.jsaf.or.jp/misaki/
外洋三浦     http://www.jsaf.or.jp/miura/
外洋湘南     http://www.jsaf.or.jp/shonan/

KTSのIRC、ORCの両クラスで表彰された〈GEFION〉の面々

2013年開催予定
第34回アメリカズカップについて(その6)

2010年11月24日

第34回アメリカズカップ本戦に至るまでのレースフォーマット。10月20日付け記事の続きです。

9月に第34回アメリカズカップ議定書が発表される前の時点で、マルチハルが採用される可能性が高いことは、多くのメディアが予想していたことで、マルチハルの採用自体はそれほど驚くべきことではなかった。

しかし開催年については、それらのメディアのほとんどが2014年を予想していた。だからこれらのメディアからの情報を集めていた人たちにとって、議定書で明らかになった第34回アメリカズカップの2013年開催は、マルチハル採用よりもサプライズだったと言える。

開催年を2013年にした理由について、防衛ヨットクラブ所属のBMWオラクルレーシングCEOのラッセル・クーツは次のように説明している。

「(第33回アメリカズカップがイレギュラーな大会になって)通常の状態から逸脱しているアメリカズカップを、正常な形で少しでも早く開催したかった。開催地候補地の事情を調査して2013年に開催できることも分かった。それともうひとつ大きなファクターは、2014年にはサッカーのワールドカップが開催されることだ。このイベントとバッティングさせてアメリカズカップを開催することは考えられない。」

サッカーのワールドカップとのバッティングを避ける、ということは、ラッセル・クーツ率いる関係者たちは、アメリカズカップをサッカーのワールドカップと匹敵するイベントとして発展させていこうとしているのだ、とも捉えることができる。

世界各地を転戦する、第34回アメリカズカップの予選シリーズは2011年6月から始まる。

2011年度(2012年3月まで)の予選シリーズには、AC45という、ウイングセール付きのワンデザイン艇が使われる。
2012年度の予選シリーズから各チームが開発・建造したAC72が使われ、世界各地を転戦して行なわれる。

2013年の第34回アメリカズカップ本戦の開催地は、複数の開催地になる可能性も示唆されていて、今年2010年の年末までに発表されるとされている。サンフランシスコ市がその最右翼だろう、と予想している関係者が多い。

アメリカズカップ http://www.americascup.com/

コンパスコース http://www.compass-course.com/

第16回アジア競技大会
470級男子・女子 、マッチレースの3種目で金メダル
レーザーラジアル級も銀メダル 

2010年11月20日

11月12日から中国・汕尾(シャンウェイ)開催されている第16回アジア競技大会セーリング競技で、日本は470級男子・女子 、マッチレースの3種目で金メダルを、レーザーラジアル級の1種目で銀メダルを獲得しました。

・470級(二人乗り)男子:金メダル
原田龍之介(25歳)/吉田雄悟(27歳)組(アビーム コンサルテイング)
・470級女子:金メダル
近藤 愛(30歳)/田畑和歌子(27歳)組(アビーム コンサルテイング)
・マッチレース(四人乗り):金メダル
坂本 亘 (31歳)/岡本康裕(31歳)/吉藤博章(30歳)/和田大地(36歳)チーム(日吉染業)
・レーザーラジアル級(一人乗り):銀メダル
永井久規(30歳・豊田合成)

金メダル3個の獲得はアジア大会・セーリング競技では過去最高の数になります。

その他、ウインドサーフィンRS:X級の富澤 慎(26歳・関東自動車工業)は4位。

ユース・ジュニア世代の420級(二人乗り)山口寛規(18歳・福岡第一高校3年)/磯崎哲也(18歳・同)組は5位、同じくOP級(一人乗り)男子の岡田奎樹(14歳・福岡市立内浜中学校3年・福岡ジュニアヨットクラブ)は5位、同級女子の深沢瑛里(15歳・湘南白百合学園中学校3年・湘南ジュニアヨットクラブ)は5位でした。

アジア大会における470級男子優勝は1990年(中国)、1994年(広島)に続く4大会ぶり3回目のものです。原田・吉田組は現在世界ランキング15位。2010年世界選手権18位。

470級女子優勝は前回大会(カタール)に続く2回目です。艇長の近藤愛は2大会連続の金メダルです(クルーの田畑は初)。近藤・田畑組は世界ランク9位。2010年世界選手権6位、ワールドカップ第7戦優勝。

日本初参加のマッチレース・坂本チームは準決勝4位から巻き返しを図り、本来の実力を発揮して逆転の金メダルです。

銀メダルのレーザーラジアル級永井は本来は1クラス上のレーザー級のナショナルチーム選手ですが、今回は体重調整を図って大会に臨みました。

今大会、日本セーリング連盟・オリンピック特別委員会(委員長:山田敏雄)は大会前の目標をあえて高く設定していましたが、金3、銀1の結果で、わずかに及びませんでした。とくにユース・ジュニアクラスの3種目についてはアジア諸国が加速する次世代選手の育成・強化レベルに後れを取る結果となりました。この点については連盟ならびに当委員会として真摯に受け止め、さらなる基盤強化に取り組む決意を固めています。(JSAFオリンピック特別委員会)

大会公式サイト  http://www.gz2010.cn/en
大会期間中の競技レポートはオリンピック特別委員会公式サイトに掲載しています。http://jsaf-osc.jp/