HELLY HANSEN 2011年秋冬モデル発表

2011年2月4日

HELLY HANSEN2011年秋冬モデル発表会

 

マリンウェア・ブランドHELLY HANSEN(株式会社ゴールドウイン)の2011年秋冬モデルの発表会が行われました。

HELLY HANSENは唯一、国内で製造・販売されているマリンウェア・ブランド。ロンドン五輪をめざすJSAFのセーリングチーム・ジャパンにオフィシャルウェアを提供していることでもお馴染みです。

今回の新ラインナップの最大の話題は「ファイバーパイル」の復活です。
フリースの登場より早く、およそ50年も前にHELLY HANSENの母国ノルウェーの海で誕生した「ファイバーパイル」は保温性に優れ、伸縮性にとみ、動きやすく、ムレにくいインナー素材です。20数年前の外洋セーラーはこの「ファイバーパイル」製品を上下ともに着込んで真冬の海に乗り出したものでしたが、それが久々に、世界同時発売という形で復活されたわけです。ロゴマークも当時と同じデザインで復活しており、当時を知る人には懐かしい思いが蘇るでしょう。とはいえ、若い世代にとってこの素材はとても新しく見えるらしく、スポーツファッション界から新素材として注目されているとのことです。

また、今年のHELLY HANSENは北欧テキスタイルを前面に打ち出したプリント柄がカラフル。加えて、ノルウェーの国旗と同じ紺、赤、白を基調にしたトリコロールカラーを使用し、シンプルながらも斬新な色使いになっています。

そして、HELLY HANSENの特色は、現役のエキスパートセーラーとのコミュニケーションを大切にしている点です。
発表会当日も、五輪を目指すセーラーが会場を訪れ、開発チームのスタッフとミーティングを行っていました。セーラーの意見に熱心に耳を傾ける開発スタッフの姿は、国内で開発・製造・販売する企業ならではのもの。こうして開発された製品が、後日、一般の製品として商品化されていくのだと思いました。

HELLY HANSEN  http://www.goldwin.co.jp/hellyhansen/

 

会場で熱心にミーティングを行うHELLY HANSENスタッフと関東自動車工業ヨット部セーラー

開発から50年たった「ファイバーパイル」が復活

懐かしの「HH」ロゴも復活した

パタゴニア 2011秋冬の製品発表

2011年1月28日
 

ゴアテックス使用の新しいラインナップが紹介された(photo by Sachie Hamaya)

 

クライミング、スキー、スノーボード、サーフィン、フライフィッシング、そしてエンデュランス・スポーツなど機械的な動力に頼らないアウトドアスポーツのためのウェアブランド「パタゴニア」の2011年秋冬モノの製品発表会が横浜で行われました。

残念ながら、現在、同社にはセーリング専用の商品はありませんが(10年ほど前まではあったのになぁ)、さすがアウトドアウェアのトップブランド、そのラインナップは充実しています。中でも、クライミング、スキー、スノーボードのアウターウェアの一部には今回ゴアテックスが採用されており、さらに品質を高めているとのこと。

また、環境問題に対してさまざまな活動をする同社はその一環として、2011秋冬シーズン開始とともに「コモンスレッズ・イニシアティブ」を始めると発表しました。リデュース、リペア、リユース、リサイクルを徹底し、着古したウェアから新しい製品を作り出し、パタゴニア製品を廃棄物として処理しないことを目的としたものです。

詳細は同社のウェブサイト内にある「今後の展開:コモンスレッズ・イニシアティブ」というエッセイに書かれています。また、同社のウェブサイト内の「環境保護への行動」のページにはその他のさまざまな環境活動の様子がレポートされています。

パタゴニア http://www.patagonia.com/japan
コモンスレッズ・イニシアティブ http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=6491

 

発表会は海を見渡せる横浜港大さん橋の国際客船ターミナル 「大さん橋ホール」で行われた(photo by Sachie Hamaya)

秋田博正JSAF名誉会長の葬儀が行われました

2011年1月26日

故秋田博正JSAF名誉会長

 

1月18日に永眠された秋田博正JSAF名誉会長(享年91歳)の葬儀・告別式が、1月26日に寛永寺輪王殿(東京・上野)で行われました。

日本ヨット協会(JYA)会長や日本外洋帆走協会(NORC)副会長、また統合後は日本セーリング連盟(JSAF)の初代会長など、永年にわたりセーリング界に多大なる貢献をされました。

葬儀・告別式は秋田家とJSAFとの合同葬として行われました。
謹んでご報告申し上げます。

 

セールナンバー1を掲げる故秋田博正JSAF名誉会長のヨット<ツインスター1世>(「秋田博正自伝 白雲悠々 風とともに」より転載)

JSAF新年会を開催

2011年1月24日

アジア大会メダリストが参集

 

1月22日、JSAF新年会が東京・帝国ホテルで開催されました。


今年は金メダル3個、銀メダル1個を獲得した昨年開催のアジア大会の報告会を兼ねており、100人以上の参加者を集めて行われました。
 
冒頭、山崎達光JSAF会長のあいさつの中で、先日、逝去された秋田博正名誉会長へ黙祷がささげら、その後、ご来賓の方々からご挨拶をいただき、河野副会長の乾杯の声をきっかけに和やかな歓談に移りましたた。

会の半ばでJSAFオリンピック特別委員会の山田敏雄委員長のアジア大会の概要報告、中村健次チーム監督の挨拶につづき、メダルを獲得した選手たちの挨拶が行われました。
各選手はアジア大会の報告に加え来年に控えたロンドンオリンピックに向けての抱負を熱く語り、参会者の耳目を集めていました。

最後は、植松眞JSAF副会長の関東一本締めで新年会は締めくくられました。(写真/濱谷幸江)

 

山崎達光JSAF会長

新年会の和やかな懇談は乾杯で始まった

秋田博正JSAF名誉会長 逝去

2011年1月19日

 

1月18日、秋田博正JSAF名誉会長が逝去されました。享年91歳。

日本ヨット協会(JYA)会長や日本外洋帆走協会(NORC)副会長、また統合後は日本セーリング連盟(JSAF)の初代会長など、永年にわたりセーリング界に多大なる貢献をされました。心からご冥福をお祈りいたします。

なお、葬儀は、秋田家とJSAFの合同葬といたします。
葬儀の詳細については、JSAFホームページを参照願います。http://www.jsaf.or.jp/honbu/news/2011/document/info-01.pdf       

合掌