JSAF加盟団体 / 特別加盟団体
セーリング関係者のみなさま
東北地方太平洋沖地震支援募金のお願い

2011年3月14日

JSAF決議 (平成22年度評議員会)

東北地方を中心とする今回の大地震の犠牲者の方々にお悔やみ申し上げます。被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。また、安否が確認されていない方々の無事をお祈りします。さらに、今後の復興も含め、JSAFとして最大限の協力と努力をいたします。

財団法人日本セーリング連盟
会長 山崎 達光

平成22年度第2回評議員会においてJSAF決議として満場一致で決議されました。先ずは、JSAF東北地方太平洋沖地震支援募金を募ります。使途について被災されました地元と相談の上検討したいと存じます。

◆募金額:できれば5,000円以上でお願いいたします。

◆期 間:平成23年3月14日~平成23年5月末日

◆募金口座:ゆうちょ銀行(当座)0一九店(ゼロイチキュウ店)

当座預金 0157222

財団法人 日本セーリング連盟

※郵便為替でお振込の場合は 00150-0-157222です。

■お問い合わせ先:

財団法人 日本セーリング連盟  専務理事 前田彰一

〒150-8050東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館

TEL:03-3481-2357     FAX:03-3481-0414

Mail: jimukyoku@jsaf.or.jp

評議員会は予定通り開催されます

2011年3月12日

 

平成22年度第2回JSAF評議員会は3月13日、下記の通り開催されます。

各地とも地震で大変な時ですが、ご都合のつく評議員の方々はご出席下さるようお願いいたします。

日  時:平成23年3月13日(日) 10時30分~15時
場  所:岸記念体育会館 地下3階講堂
     〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1
電  話:03-3481-2357
ファクス:03-3481-0414

地図
URL:
http://www.jsaf.or.jp/honbu/map.html 

JSAF委員長全国代表者連絡会議は中止

2011年3月12日

 

地震お見舞い申し上げます。
 
3月12日のJSAF委員長全国代表者連絡会議は中止いたします。

皆様方のご無事をお祈りいたします。

コラム「海のファッションにはワケがある」

2011年3月11日

 

今回はウール(羊毛)の話です。

セーラー御用達のアイテムに「ワッチキャップ」があります。「ワッチキャップ」とはウールで編まれたニット帽のことで、街中でもよく見かけます。
元は海軍士官が船上で「見張り」をする時に被っていた帽子なので「ワッチ」ではなく「ウォッチ」と発音するのが正しいと思います。

このワッチキャップだけでなく、セーター、コートなどウールを原材料とする衣服は航海の必需品として、長く愛用されてきました。ウールは保温性に優れているのはもちろんですが、他にも長い航海に役立つ長所を持っています。

ウールの最大の特徴は高い吸水性で、多量の湿気を吸収して貯めておけます。また、ウールには 水分を吸着すると発熱し温度が上がる「湿潤熱(しつじゅんねつ)」と呼ばれる特性があります。

我々が湿ったセーターを着ていても、冷たさを感じにくいのはこの発熱効果によるもので、動物の体毛が進化した結果です。
保水性が高いので乾きにくい反面、蒸発による体熱を奪うことなく、長い時間に渡って発熱効果を保ちます。湿気で発熱するウールは 低温で多湿な船内で、身体を守る重要な作業服だったと思われます。
ちなみに、最近の発熱するアンダーウエアーはウールの発熱機能を人工的に再現した商品と言えるでしょう。

次に、ウールには動物油脂による高い撥水力があり、汚れや菌を防御し、船内の細菌感染を防ぐ役割を果たしていました。
また、熱に強く、引火しても燃え広がらないことも特徴ですから、揺れる船内で火を扱う時には防炎材としても活用されました。このようにウールが持つ天然の力には 保温性以外にも多くの長所があります。

ウールコートやセーターを着ていると、少しだけ心が穏やかになる気がします。
私にとって、天然繊維は物理的な効果だけでなく精神的な効果もあるようで、それはヨットに乗っている時の感情にも似ています。地球環境が叫ばれる中、天然繊維の力を見直すことで、衣服からも環境問題を考えて行ければ思います。

(天然繊維 ⇒人工的に作られた繊維以外の総称。植物や動物などを原材料とする繊維)

MJCマリン賞大賞に釣の服部善郎名人が選出

2011年3月6日

MJCマリン賞受賞者の面々。前列中央がマリン大賞の服部善郎氏

 

釣り人の服部善郎さんの日本人として2人目となる「IGFA(国際ゲームフィッシュ協会)釣りの殿堂」入りが決定し、これを称えてMJCマリ賞大賞が授与された。表彰式は3月5日、「ジャパンインターナショナルボートショー2011」で行われた。

「IGFAの釣り殿堂」には「釣魚大全」の著者として知られるアイザック・ウォルトン、アーネスト・ヘミングウェイなどが入っている。JGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)は、服部名人の釣り界に対する貢献は世界レベルなこととしてIGFAにて推薦しており、それがこのほど認められた。

服部さんは1928年生まれ。早稲田大学在学中に釣りで全国を行脚し、各地に伝わる多彩な釣り技を取得。読売ニュース映画ディレクターを経て、日本初の本格的TV釣り番組「日本の釣り」を演出し、自ら出演。日本はもとより世界各地を釣り歩き、23年間にわたり日本の茶の間に世界の釣りを紹介してきた。JGFA名誉会員。

このほか、今年のマリン賞では下記の方々が表彰された。

女子ラフティングチーム「リバーフェイス」(スポーツ・アドベンチャー部門)
オランダのズーテルメールで開かれたラフティングの世界大会(7月12~17日)に日本のチームが男女アベック優勝を成し遂げた。世界大会での優勝は男女とも史上初。男子はプロチームとして活動しているが女子の「リバーフェイス」は純正アマチュアチーム。主催者である国際ラフティング連盟(IRF)は2028年夏のオリンピックでの正式種目化を目指している。

「ウォーターセーフティーニッポン」(安全・環境部門)
「水の事故ゼロ運動」を推進する団体。ウォーターセーフティーニッポンが掲げる行動指針には「自然体験を推進し日本の水の事故をゼロにする」「教育・体験・啓発による事故防止と意識改革の推進」とあり、具体的な行動としては「海遊び、川遊び、ヨット・カヌー、自然観察など、子どもたちへの自然体験の推進」「ライフジャケット着用、浮き身、モノを使った救助方法など水の安全教育の推進」「自然体験、水の安全教育に関わる、器財・教材の提供および指導者の派遣」などをあげている。

「東京湾に打瀬船を復活させる協議会」(奨励賞)
豊かで美しい東京湾を目指すなかで、そのシンボルとしての打瀬船の復活させる活動を行い、森林の保全、藻場の再生、舟大工の技術継承さらに環境・海洋教育を通じ、豊かな海、美しい東京湾を目指して活動する。多くの子どもたちや市民を対象にし、打瀬漁体験を通して水産自給率の問題や課題に対処するための環境・海洋教育に役立てたいとしている。

 

MJCマリン賞
マリンレジャーの発展に貢献している個人および団体の活動をたたえ、今後の活動を応援することを目的に、MJCが2000年に創設した賞。競技スポーツにとどまらず、海に関するユニークな活動、学術的研究、安全普及、環境保護、ボランティアなど、広範な「海洋文化の普及」活動に携わってきた人々の顕彰を行い、海洋スポーツ・レジャーへの関心を高め、日本の海のあり方を考えていくきっかけになることがこの賞の狙い。過去にはJSAF所属のセーリングチームが受賞している。

マリンジャーナリスト会議(MJC)
マリンスポーツ専門誌の編集長など、マリンスポーツ、レジャーの現場で活動するマリンジャーナリストと、マリンに関心を持つジャーナリズム関係者・有志の集り。7月の祝日『海の日』にボート、ヨット、パーソナルウォータークラフト等のオーナーに無料体験試乗会の開催を呼びかける<海と遊ぼう720>キャンペーンを始め、様々な活動を通してマリンレジャーの健全な発展と安全普及をめざしている。

MJCマリン賞は2000年に創設された