同志社ウィークヨットレース。
学生OBが主催するユニークなレースです

同志社ウィークの開会式

学生OBが主催するユニークなレース、同志社ウィークヨットレースが3月12日~14日にかけて滋賀県柳ケ崎ヨットハーバーで開催されました。琵琶湖から届いたホットなニュースをご紹介します。

同志社ウィークは、同志社大学体育会ヨット部OB、OG会=鯨会(くじらかい)が主催するオープンヨットレースです。今年で、28回目を迎え、今大会は470級、スナイプ級ともに63艇、計126艇がエントリーしました。

同志社ウィークは、28年前、オリンピック強化拠点校であった同志社大学が、西日本のセーリングレベルの向上のため企画した大会でした。ヨットレースを通じた「交流」がテーマとなっています。インカレを終えた四回生が、卒業前にレーサ―側の感覚で自主運営する珍しいイベントです。もちろん、近畿北陸の学生、OB、OGの皆さんもボランティアスタッフとして参加いただく文字どおりの手作りの大会です。

今年も470級、スナイプ級ともに各一チーム招待選手の参加をいただき、レース前夜の3月12日、講習会と懇親会を実施しました。同志社大学艇庫には220名の関係者が集まり、社会人選手と学生が食事をまじえて交流しました。

レースは、3月13、14日と行われ、不安定なコンディションでしたが、各3レースが消化できました。

3月13日のレース初日は、小雨の風待ちのあと出艇、南西の4メートルの風でスタート。途中、北東へ180度変わる琵琶湖ならではの展開となりました。2レース目は北東の風3メートルでスタート。今回は、スタート後、北にシフトし、左右で順位が分かれました。翌3月14日は、北の微風、コ-ス短縮となったものの、上位は手堅く順位をキープしました。

スナイプ級第1レース、サイドマークのトップ艇回航シーン

結果、470級は慶応大学の小谷龍太郎・小山晋平組がチャ-ター艇にもかかわらず社会人を抑えて優勝を勝ち取りました。

スナイプ級は、招待チームの白石潤一郎、上田真聖組が圧勝しました。シーズン初めで、トップグループとの差が大きく、15分のタイムアロアンスでDNFとなる艇も出ましたが、実力差を実感し、課題確認の絶好の機会となりました。

閉会式では、優勝盾とともに、協賛いただいた㈱ジブ、ハーケンジャパン㈱、プーマジャパン㈱から、副賞、参加賞が贈られました。来年も3月中旬に開催予定です。ぜひ、ご参加ください。( 水上真吾)

同志社大学体育会ヨット部http://www.duyc.com/

470級の招待選手、高橋・伊藤組

470級第2レースのトップ艇、慶応大学の河合・小川組

セール講習会の様子

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