12月5日、冒険家・挑戦者を讃え、表彰する「Faust A.G.Awards2012」の表彰式が東京で行われた。
セーリング界からは17歳のセーラー、ローラ・デッカ―さんがファウスト・アドベンチャラー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
同賞は極地レース、超人的競争など冒険的大会に挑む者、大胆な発想で空想世界を実現化し、未来を築く者に対し、その飽くなき挑戦を称えて送られる賞で、ローラ・デッカ―さんは最年少で単独世界一周を成し遂げたことにより、受賞した。
ローラさんは8歳で世界一周を思い描き、13歳で最年少での単独世界一周を宣言したところ世間で猛反発を受け、児童保護当局や児童裁判所から航海を禁じられ出港できなかった。
その後、2011年1月20日、西回りで地球一周する航海に出て、2012年1月21日シント・マールテン島に無事帰還し、500日間超、16歳で達成した。
「出港するまでの10カ月にもおよぶ裁判が一番大変だった。しかし、かえって絶対やってやろうと強く思った。海に出たらただ前に進むのみ!!」、「次の目標は無寄港ではなく、たくさんの人に出会えるセーリングがしたい」とローラさんは優しく語った。
なお、同賞は株式会社サイバードホールディングスが運営する。(写真とレポート/濱谷幸江)