東日本大震災の被災地県の高校セーラーをサンフランシスコ短期セーリング体験に派遣するプロジェクト「Touhoku Youth Sailor’s Expedition in SF」は終盤を迎え、派遣された宮古商業高校の生徒たちはサンフランシスコ東に位置するリッチモンドに移動し、リッチモンドヨットクラブで貴重な体験をしました。
同クラブは1932年に設立された歴史のあるクラブです。1987年9月には、宮城県七ヶ浜町で行われた国際14フッタ一世界ヨット選手権大会に選手を派遣されたそうで、当時選手として活躍された方から当時の写真を拝見させていただきました。
水曜日には、クラブに在籍するクル一ザーなら誰でも参加できるBeercanレースが開催されました。
緯度が高く、日没が20時すぎなため、仕事を終えたメンバーたちが、気軽に真剣にレースに参加していました。
私たちも3組に分かれて、強風の中クルーザーに乗りこみ、キールボートならではのスピ一ドを味わいました。
レース後にはクラブハウス2階にあるレストランで、参加者全員で食事を楽しみました。
その場で、RYCの皆さんから、私達に記念品を贈っていただきました。ヨットを愛する方々と交流を深めるとてもよい機会となりました。
来年アメリカズカップが開かれる当地で、レースに参加できたことは、私たちの素晴らしい思い出になりました。(レポートと写真/川口進)