JSAF ボートショーでも頑張ってます(その2)

「海が燃えた日」

 

JSAFがブースを出展している「ジャパンインターナショナルボートショー2012」は今日で2日目です。

今年はパシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナの2カ所で開催されていますのでご注意を。
パシフィコ横浜会場では屋内展示、横浜ベイサイドマリーナ会場では海上係留展示と体験乗船プログラムなどが行われ、両会場の間は無料バスが運行されています。

さて、本日ご紹介するJSAFブース(パシフィコ横浜会場)の商品は、書籍「海が燃えた日―究極のヨットレース、アメリカズカップに挑戦したニッポンチーム」です。

山崎達光JSAF名誉会長、武村洋一JSAF前事務局長の共著による本書は、過去、3回にわたってアメリカズカップに挑戦したニッポンチャレンジの活動を両氏が書き留めたものですが、しかしそれだけにとどまりません。

本書の構成は3章に分かれており、武村氏による第1章「アメリカズカップとニッポンチャレンジ小史」には、簡潔な文章でこの2つの歴史的な流れがまとめられています。ニッポンチャレンジに関しては歴史だけではなく、その成り立ち、戦いの経過、クルーたちの成長の様子、挑戦の意義などがまとめられており、この章だけでアメリカズカップやニッポンチャレンジの概要が手に取るようにわかります。

第2章「ニッポンチャレンジはこう戦った」は、ニッポンチャレンジの立ち上げから3回の挑戦の流れが、山崎氏の「今だから話せる」といったエピソードをまじえて綴られています。あのとき、そんなことがあったんだ、とびっくりさせられる内容の話もあり、興味津々で一気に読んでしまいます。

そして第3章は「なぜ挑戦しないのか!」。実は本書のキーワードは「挑戦」なのです。1992年、95年、2000年と3度の挑戦を行なったニッポンチャレンジにつづく日本からの挑戦を熱望する著者2人の熱い思いがこの章にあふれています。
本書には河野博文JSAF会長の序文が寄せられており、そこには「(本書は)私には、私たちヨット界の後輩への檄に思える」とありますが、まさに正鵠を射ています。シームレスなセーリングを目指すJSAFの活動の行き着く先のひとつがアメリカズカップ挑戦であれば、そしてそれが常に目標の中にあれば、ベテランセーラーの夢を若いセーラーに継いでもらえることでしょう。
 
本書はJSAFブースの他に舵社のブースでも購入できます。
是非、ご一読を!

ボートショーの会期は3月4日までです。
http://www.marine-jbia.or.jp/boatshow2012/

使用済みセールで作ったバッグは大好評。限定生産。早い者勝ちです

 
 

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