JSAF環境委員会が昨年7月に発表した「JSAF海の絵画コンテスト2009」に対して、昨年11月の締め切りまでに、全国から260余りの作品が寄せられました。
テーマを「ヨット(舟)のある風景」とし、応募資格を小中学生としましたが、JSAFに届いた子どもたちの絵はどれもが素直な筆使いで、美しく、そして楽しく、力強く、観る側に訴えかける力にあふれていました。芸術は心の文化であると同時に、自然を意識する心もまた文化であることを強烈に思い起こさせる企画となりました。
すべての応募作品を、海や船の絵を数多く描き、セーリングをこよなく愛しておられる柏村勲画伯、世界的なマリンイラストレーターの高橋唯美さんのお2人に鑑賞していただき、小学生低学年(1~3年生)、小学生高学年(4~6年生)、中学生の部に分けてお気に入りの作品を選んでいただきました。どれもが優劣つけがたい作品ばかりでしたが、そのなかからもっとも印象的な作品「カモメとヨット」をグランプリ&JSAF会長賞に決定しました。
入賞作品の応募者にはJSAFから賞状と記念品を贈呈。また、グランプリ&JSAF会長賞となった「カモメとヨット」は、JSAF環境委員会が制作する2010年「海の日」記念ポスターの絵柄として使用することになっています。さらに、受賞作品はボートショー会場(3月4~7日・神奈川県・パシフィコ横浜)のJSAFブースで展示する予定になっています。
このコンテストはJSAF環境委員会が行っている環境キャンペーンの一環として実施したものです。描き手としての子どもたちはもちろんですが、絵を鑑賞する側の大人たちに対しても、海をはじめとした自然環境を意識する機会を提供しようと企図しましたが、その成果は十二分に現れたと思います。
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寺内 さくら | 三宅 祐加 | 堀江 綾乃 |
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佐藤 練達 | 大竹 こころ | 吉野 滉一 |
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肱岡 紗弓 | 飯島 麻衣 | 増渕 理沙 |