現在、開催されているMelges32世界選手権(米国サンフランシスコ、セントフランシス・ヨットクラブ)に参加する中村健一氏のレポートです。
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日本からは<夜叉侍>(石田オーナー)、<Bros>(亀井オーナー)、<SLED>(大倉オーナー)の3艇が参加しています。
大会2目日は初日の強風がうそのように朝から無風。1時間の風待ちをした後、7ノットの微風の中で第1レースが行われました。
強風下の豪快な走りとは違い、微風での神経戦になると思いきや、レース中にどんどん風が上がり、レース終了前には17ノットまで吹き上がり、続く2、3レースも17~22ノットの中、レースは展開されました。
3日目は2日目と同様、朝から風がなく2時間待ちの末、2レースが開催されました。
その後、吹き上がってくるという天気予報でしたが、予報が外れ7~18ノットの順風でのレースとなりました。
日本チーム、3日目のレース結果
<夜叉侍> 17-5 総合14位
<Bros> 25-31 総合23位
<SLED> 19-32 総合31位
日本チームで健闘している<夜叉侍>チームは、Melges32に一番長く乗っているだけに、チームのコンビネーションやハンドリングは既にトップクラスにあります。<Bros>チームは、今回、ワールド参加は初めてながら、日本でMelges32を所有し、1年間の練習を重ねての参戦で、随所に光る走りを見せています。<SLED>チームは、今回が初乗りで初参加という厳しい条件の中でのレースとなっています。
今回のレガッタではラッセル・クーツをはじめ、470級金メダリストのウィルモットなど、多くのスター選手が集結しています。世界最高のレベルで競っているこのクラスは非常に魅力があり、ディンギー選手とキールボート選手の融合できる艇種だと私は思います。
この融合による新たなセーリングスタイルが確立されれば、セーリング界も今以上に楽しくなるように感じました。
明日は最終日ですが、1番でも上を目指して日本チームは頑張ります。(レポート/中村健一)
本ブログでは簡単な様子をご紹介しています。詳細は中村さんのブログ「Strategist」を参照してください。(編集部)
Strategist http://blog.goo.ne.jp/jpnken1/
レース成績 http://yachtscoring.com/event_results_cumulative.cfm?eID=375
大会ライブ http://www.sailgroove.org/coverage/237465-2010-Melges-32-World-Championship/live
St. Francis Yacht Club http://www.stfyc.com/