第19回 TOKYO’S CUP 2010ヨットフェスティバル、AコースはORCクラス、IRCクラス、ノンレーティングと3クラスに分かれている。三浦半島小網代沖を各クラスとも08:00に一斉にスタートし、大島までの約30マイルを目指すことになった。
今年はCコースの三宅島が強風のため前日にスタートを変更し、Aコースと同じスタートとなっていた。
両クラス合わせて参加艇が15艇と少なく、すこし寂しい感じがしたが、フニッシュ後、各艇がくつろぐ姿はハードなレースを終えた安堵感と充実感にあふれ、みんな生き生きとした表情で、係留している船の上で語りあっていた。
「お疲れさまです。レースはどうでした?」と参加艇に声をかけてみると、どの船もみんな「きつかったよー」と声をそろえるように言う。
私もこの大会をお手伝いするようになってから、こんなに吹いたことがあったっけと昔の記憶をたどったけど、最初っから最後まで強風だった大会は記憶にない。
漁協組合の前に係留している船に声をかけてみる。「レース、たいへんだったみたいですね」
「トラブルにトラブル、アウトホールが切れたりで、いっぱいありすぎて分からない! でも、無事できてうれしいです♪」<CONSTERATION>
「大島が見えてからが大変だった。35ノットの風でしたよ。今回みたいなレース見たことないなぁー、初めてかな」<NOPROBLEM>
そうこうしているうちに18:00になり、大島の方々が開催してくれる交流会が始まった。
漁協組合の前にはステージが作られ、アンコ椿娘の踊りや和太鼓など、この日のために子どもたちが一生懸命に練習をして踊ってくれた姿はとても微笑ましい。一緒に踊ったり手をたたいたりして楽しんでくれる選手も多く、このレースの楽しみ方の一つにもなっている。
交流会の食べ物は婦人会の方々が何日も前から準備に取りかかり、島の名物のクサヤはもちろん、食べきらないほどの食事とお酒が楽しめる。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。
交流会の後には表彰式が行われ、満足した結果かそうでなかったかは各艇色々あるでしょう。でも、また来年、大島の波浮港でみなさまに会いたいものです。
明日(8月1日)に回航する人たち、ホームポートまで気をつけて帰ってくださいね。(三浦多満枝)
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