湘南コモドアズカップ

江の島チームのレースシーン

今回で第7回となる湘南コモドアズカップが、6月13日、葉山マリーナヨットクラブ(HMYC)で開催されました。

湘南コモドアズカップは、外洋湘南に所属する6つのヨットクラブの会長(コモドア)が、ヘルムを握り、各クラブから選抜されたクルーが乗り込んで競います。レース艇は過去ニッポンカップの競技艇として使用されたNPO法人ニッポンセールトレーニング葉山の所有する30Sを6艇を使用しました。本イベントの趣旨は各クラブ間の交流と親睦を図ることが目的で、勝敗よりも前夜祭や表彰パーティーの方が重要なレースです。

参加チームは、熱海・真鶴・江の島・逗子マリーナ・葉山・HMYC、そして今年から伊東フリートが真鶴と合同で参加することになりました。当日は、前日からの南西の風とうねりが残ることが懸念されましたが、午前9時には全艇が葉山マリーナをドッグアウト。

HMYCの選抜チームは、村松会長、荒川副会長をはじめとし、重量級の選手を集めたチームハーフトン。これが当日の風域に見事にマッチし、18ノットオーバーの風でもしっかりとヒールを起こします。昨年の優勝チームである熱海ヨットクラブは稲葉会長が若手を従え、葉山ヨットクラブは必勝体制のクルーを送り込んできました。

イベントポリシーは親善・交流ではありますが、スタートのホーンとともに熱いレースとなります。マッチレースでも使用されているイーブンコンディションに整備された艇なので、チームワークとちょっとした判断ミスが順位を大きく左右します。最終の第3レースでは、これまでトップの熱海チームが4位に落ち、葉山チームが大きく順位を上げましたが、結局タイブレークで今年も熱海チームの優勝となりました。

今年のコモドアズカップの運営は、各クラブより運営ボランティアを募り、海上運営・陸上運営をお手伝い頂きました。選手だけではなく、運営・観戦も楽しめるように、横の繋がりを作ることにも配慮しました。また、HMYCの大会運営スタッフも、毎年新しいスタッフにバトンタッチし、多くのクラブメンバーが加わるようにプログラムを作っていきたいと考えています。運営にご協力をいただきました外洋湘南の皆様やHMYCのメンバーに感謝申し上げます。(レポート/HMYCレース委員会 樋口&飯沢、写真/大島ゆう子)

葉山マリーナヨットクラブ http://www.hmyc.or.jp/

第2レース、オールフェアのスタート直後

第2レースの1レグ(手前が真鶴・伊東ジョイントチーム、風上側が逗子マリーナチーム)

優勝は熱海ヨットクラブでした

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