第9回ノルウェーフレンドシップヨットレース

レースに供されるバイキングカップ

ゴールデンウィーク前の今年4月17日18日両日、ノルウェーフレンドシップヨットレースが神奈川県・江の島で行われました。このレースがどのようにして成立したか、その経緯をご紹介します。

1964年、東京オリンピックのヨット競技の5.5mクラスに、当時、皇太子であったハーラルV世がノルウェーの代表選手として参加されました。

37年後の2001年3月、そのハーラルV世がノルウェー国王として王妃とともに来日された折、オリンピックのヨットレース会場であった江の島への再訪を希望され、天皇・皇后両陛下同行で思い出の地を訪問されました。

その際、江の島ヨットクラブを中心に当時のオリンピック選手および関係者が100名近く集まり、和やかで盛大な歓迎パーティが開かれました。

 この交流をきっかけに、江の島ヨットクラブではハーラルV世国王来日を記念して、毎年4月にノルウェーと日本の友好を促進するための親善ヨットレース、ノルウェーフレンドシップヨットレースを開催することとしました。

レースはジュニア部門(OPクラス)、ディンギー部門、クルーザー部門の3部門からなり、各部門の総合優勝者には、駐日ノルウェー大使からバイキング杯を授与される、という大変に名誉あるレースとなっています。

以上のような背景を持つノルウェーフレンドシップヨットレースですが、今年は第9回を迎え、ジュニア部門60艇、ディンギー部門40艇、クルーザー部門24艇の参加を得ました。

ジュニア部門とクルーザー部門は4月17日18日、ディンギー部門は18日に開催され、好天に恵まれて素晴らしいレースを展開しました。

このレースがますます発展し国際色豊かなレースになり、早い時期に世界レベルの大会にしてノルウェー国王杯キングズカップレースにできたらと運営スタッフ一同願っています。(沖 尚武/レース実行委員長) 

 

ジュニア部門の参加者とノルウェー大使

ディンギー部門のレースシーン

クルーザー部門の1シーン

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