2013年3月 のアーカイブ

「Q-Ton World 記念カップ」が
「EVERYTHING EVERYTHING」に授与されました

2013年3月25日 月曜日
EVERYTHING EVERYTHINGチームのメンバー

Qトンカップを囲むEVERYTHING EVERYTHINGのメンバー

1978年、10カ国48艇が参加して開催されたクォータートン世界選手権大会の記憶を後世に残すために制作された「Q-Ton World 記念カップ」の第3回(2012年)受賞艇にJSAF外洋湘南所属・葉山マリーナヨットクラブ「EVERYTHING EVERYTHING」(エブリシング エブリシング)が選出されました。

3月23日、同大会の運営委員長をつとめた石原裕次郎氏ゆかりの葉山町森戸にてカップ授与式が行われました。

このカップは大会30周年を記念して開かれた「記念祭り」の余剰金と祭り実行委員会有志の寄付によって制作され、併せて同カップ贈呈委員会(委員長:山﨑達光〔当時:大会レース委員長・現:日本セーリング連盟名誉会長〕)が発足、本年も所定の贈呈規定に基づき第3回受賞艇が選出されるに至りました。

カップ贈呈規定には「スタートもしくはフィニッシュが相模湾の外洋レースにおいて“当該年度に最も勇敢で優秀な成績を収めたJSAF登録艇(あるいはオーナー)”の中から贈呈委員会が選考して贈呈される」と記されています。

「受賞コメント」

葉山マリーナヨットクラブ、葉山マリーナ、リドガードセイルの吉川社長、糸賀さんなど普段艇の維持にお世話になっているみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。艇は面倒をみていただくプロの方々がいないと楽しめないと思います。

20年以上前、艇の上で田中良三さんや吉川誠一さんといったセーリングの大先輩たちから、1978年のQトンワールドの話はよく聞いていました。とんでもないレースをやったと、その話を憧れのように聞いていたのが、現オーナーの安田大助や森田武志です。

その後、ご縁があり相模湾に艇を浮かべることができました。あこがれの大島、神子元島、三宅島を舞台にレースができることだけでわくわくしていたのです。

大変な逸話のある本カップを今回受賞させて頂いたことは、われわれにとって大変な、まさに望外の喜びとなりました。これからも本カップ受賞の喜びを糧に苦しい楽しいセーリングを継続していきたいと思います。ありがとうございました。(岩村康次)

相模湾を走るEVERYTHING EVERYTHING

相模湾を走るEVERYTHING EVERYTHING

ブラインド世界選手権
6カ国19チームがエントリー

2013年3月21日 木曜日
昨年の全日本選手権でワールド参加を決めた3チーム(写真/大平玲子)

昨年の全日本でワールド参加を決めた3チーム(写真/大平玲子)

 

視覚障害者と晴眼者のセーラーが集う「2013 IFDSブラインドセーリング世界選手権」(主催:シーボニアヨットクラブ)が、5月24日~6月1日、シーボニアマリーナ(神奈川県三浦市)を拠点に、日本で初めて開催されます。

2月末の情報では、 6カ国19チームがエントリーをしています。その顔触れは下記のとおり。

●アメリカ
・マサチューセッツ(B1、B3)
・テキサス(B3)
●カナダ (B1、B2、B3)
●ニュージーランド(B1、B2、B3)
●イギリス (B1、B2、B3)
●オーストラリア(B1)
●日本 (B1、B2、B3   各2チーム)
(B1(全盲)、B2(光覚手動)、B3(弱視))

日本からは昨年の全日本選手権の各クラス優勝の3チーム(makamaka、kiki、Pineapple Princess)に加えて主催国枠の3チーム(うみまる、アルバトロス、エオリア)の6チームが参加します。

なお、現在、本大会の実行委員会では、レースの運営費を捻出するために寄付を募っています。

個人の寄付は1万円から受け付けています。寄付をされた方には、大会Tシャツとステッカーが提供され、名前が硬式プログラムに掲載されます。企業・団体の場合は、一口5万円です。

寄付の方法などの詳細は下記をご覧ください。
http://www.jbsa.jp/archives/954

 

昨年の全本選手権の1シーン(写真/大平玲子)

昨年の全本選手権の1シーン(写真/大平玲子)

切り抜き IFDS-MARK_Last_2_HQ_ol

大会サイト
http://2013blindworldsyc.com/

認定NPO法人 日本視覚障害者セーリング協会
http://www.jbsa.jp/

シ-ボニアヨットクラブ
http://www.seabornia.org/

学生マッチ開催  優勝は和歌山大学

2013年3月18日 月曜日

 

「JYMA選抜 大学対抗ヨットマッチレース」(共同主催:日本ヨットマッチレース協会、日産マリーナ東海)が3月15日~17日にかけて日産マリーナ東海で開催されました。

12校が参加した今回大会は和歌山大学の優勝で幕を閉じましたが、レースを重ねるごとに腕を上げていく学生たちの学習曲線の高さが見られました。

ディンギーを引退した4年生、現役ディンギーセーラー、そしてOBセーラーをまじえて編成された各校チームでしたが、キールボートの経験がわずにもかかわらず、そして馴染みのないマッチレースというレース形式にもかかわらず、随所に白熱したレースを展開しました。

また、オンザウォータージャッジ・システムという慣れないアンパイアリングにも戸惑った様子もありましたが、レース終了後に行われる審判団をまじえたブリーフィングでの質疑応答で疑問点を解消するなどし、日に日にマッチレースになじんでいきました。

本レースはキールボートのオーナーが個人的にバックアップして協賛するなど、これまでのセーリングイベントにはない支援システムが広がっています。

大学を卒業しヨット部OBとなっても、セーリングに引退はありません。社会人となっても、これまで親しんだセーリングを続けられるようにと始まった本レース。河野博文JSAF会長が提唱する「シームレスなセーリング」を具現化するレースイベントのひとつです。

[最終結果]

1位 和歌山大学
2位  関西大学
3位 関西学院大学
4位 立命館大学
5位 早稲田大学
6位 同志社大学
7位  九州大学
8位  東京大学
9位  金沢大学
10位  慶應義塾大学
11位  東北大学
12位  中部学連選抜

JYMA
http://www.matchrace.gr.jp/index.shtml

DailySailing.com
http://dailysailing.com/

 

2013春の安全週間

2013年3月11日 月曜日

JSAF春の安全週間

JSAF春の安全週間

 

3月16日~24日、JSAF外洋安全委員会では「春の安全週間」を実施します。

レースに参加する場合に限らず、艇の航行にあたっては安全に留意することは当たり前ですが、備品の点検整備や落水救助をはじめとする種々の訓練などは、慣れなどから忘れがちなことでもあります。外洋艇での航行における安全に対する意識を改めて思い起こしていただくことを目的として「安全週間」を実施しています。

点検整備や訓練は航海時に常に行うべきですが、この安全週間の機会に見落としがちな装備、備品の点検整備や使い方の確認を行いましょう。

また、荒天帆走や落水救助などといったソフト面の訓練も重要です。

下記のURLから「春の安全週間」の案内文書、フライヤーがダウンロードできます。JSAFメンバーのホームページへの掲載、ハーバーなどでの掲示や配布、メール添付で案内する際の素材としてお使いください。

http://jsaf-anzen.jp/pdf/JOSC12_No_005.pdf
http://jsaf-anzen.jp/pdf/2013S_P_0129.png

ボートショー JSAFが出展

2013年3月10日 日曜日
セールをリサイクルして作ったトートバッグが人気です。JSAFブースにて

セールをリサイクルして作ったトートバッグが人気です。JSAFブース

3月7日から開催されているジャパンインターナショナルボートショー2013が本日、最終日を迎えます。

例年通りJSAFもパシフィコ横浜会場でブースを出展し、JSAFオリジナルグッズの販売、メンバーの勧誘、各種のお問い合わせに対応しています。

ブースでの一番人気は古いセールを再利用したトートバッグ。ダクロン製、ケブラー製とバリエーションがあり、サイズも2サイズ。残りが少なくなってきましたので、是非、今日中にゲットしてください。

なお、会場はパシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナに分かれており、それぞれの会場間を無料シャトルバスが運航しています。

ジャパンインターナショナルボートショー2013
http://www.marine-jbia.or.jp/boatshow2013/

 

JSAFブースに後ろには420級が展示してあり、高校生たちが熱心にチェックしていた

JSAFブースに後ろには420級が展示してあり、高校生たちが熱心にチェックしていた

イベントステージでは今年5月にシーボニアで開催されるブラインドセーリング世界選手権のプロモーションが行われた

イベントステージでは今年5月にシーボニアで開催されるブラインドセーリング世界選手権のプロモーションが行われた