JSAFナショナルチームはヨーロッパ遠征の真っただ中ですが、今はオランダのメデンブリックでデルタロイド・レガッタに参加しています。
本レガッタでは日本チームの選手、コーチが「がんばれ東日本!」キャンペーンのステッカーや旗を掲げ、日本の復興支援を呼びかけています。
この地の人々も東日本大震災には強い関心を抱いており、大会メディアチームが日本の選手を連日、取材しています。
昨日は、被災したラジアル女子の高橋香選手に対するインタビューがありました。
高橋選手は被災地である福島・いわきの出身。
津波で練習艇を失い、ホームポートで練習できなくなり、和歌山のナショナルトレーニングセンターへ移動して練習を重ねてきました。
レース終了後にはムービーの撮影が行われたのですが、その撮影現場にオランダセーリング連盟の理事ロブ・フランケン氏が登場して周囲を驚かせました。
彼は、「オランダがチーム・デルタロイド(オランダのナショナルチーム)が25枚のステッカーを購入する」と発表しました。
スッテカーや旗はウエイマス大会から販売すると伝えてあったのですが、オランダが先行して予約申し込みをするということなのです。
そして、「オランダに続いて、他の国々も日本の復興支援に協力するであろう」とコメントしていました。
レガッタの現場にはISAFのメンバーもおり、先月のISAFミッドイヤーミーティングでの河野JSAF会長のスピーチをしっかり受け止めて、みなさんがこのように対応して下さっています。
この取材の様子はデルタロイドレガッタ のウェブページに掲載されています。
こちらの方々にとっては「がんばれ東日本」のフレーズは覚えにくいようで、「Gambare!」のひとことが日本の復興支援の象徴のようです。(レポート/斉藤愛子・JSAFオリンピック特別委員会)
デルタロイドレガッタ
http://www.deltalloydregatta.org/news/regatta-news/gambare/
デルタロイドレガッタ JSAF現地レポート
http://jsaf-osc.jp/cn03/pg03_w49.html