2011年1月 のアーカイブ

海と自然の大冒険「B&G体験クルーズ」
海に興味がある小中学生を募集中

2011年1月17日 月曜日

B&G体験クルーズの案内チラシ

B&G財団が「B&G体験クルーズ」の参加者を募集しています。

「B&G体験クルーズ」は、B&G財団が1976年から実施している青少年の育成事業です。
このクルーズに全国各地から集まった子どもたちは、大型客船<ふじ丸>に乗船し、世界自然遺産の候補地で「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原への体験航海と現地での自然体験活動を行います。

海や自然とふれあう実体験を遇して、海や自然を理解し大切にする心を育て、船上での団体生活者通じて、思いやりと友情を育み、豊かな人間形成を図ることを目的としています。

小学校4年生から中学3年生までの男女500人が対象です。
期間は3月26日から3月31日。

詳しくは「B&G体験クルーズ」のサイトをご覧ください。
http://www.bgf.or.jp/cruise/

レーザーラジアル級の土居愛美選手
日本スポーツ賞で競技団体別最優秀賞を受賞

2011年1月14日 金曜日

表彰式会場の土居愛美選手

昨年、レーザーラジアル級ユース世界選手権女子で2位になった土居愛美選手(どいまなみ・山手学院高等学校2年・江の島フリート/神奈川県ユースヨットクラブ)が第60回日本スポーツ賞(読売新聞社制定)の競技団体別最優秀賞を受賞しました。

1月14日、東京で行われた表彰式に参加した土居選手は、競技団体別最優秀賞個人の部(21競技団体22人)の1番最初に呼ばれ、表彰状を手渡されました。

同級におけるユース世界選手権2位は日本初。女子1人乗りのクラスはハードルが高く、トップ10に入ることは難しいとされていましたが、今回の成績で期待が高まり、これが評価されての受賞となりました。

土居選手は「表彰式の規模がすご過ぎてびっくりしました。緊張しましたが、でもうれしいです。今年の目標は、再び世界選手権に参加していい成績を収めることと、大人の人たちに少しずつ挑戦していこうと思います」とニコニコしながら受賞の喜びを話してくれました。

土居選手の活躍をレポートした記事  http://jsaf-osc.jp/Junior-Youth/JY-10/JY10-01.html

陸上の瀬古利彦さんと歓談する土居選手

奨励賞を受賞したアジア大会・陸上女子100メートルで金メダルを獲った福島千里選手との2ショット

受賞者全員の記念撮影は壮観だった

五輪を目指す 2011年度JSAFナショナルチーム決定

2011年1月11日 火曜日

全14レースを消化し、実力が試された鹿屋選考レース

 

1月5日~9日にかけて、鹿児島県・鹿屋市 高須港沖で開催されていた2011年度JSAFナショナルチーム選考レースが終了しました。
このレースは2012年英国・ロンドン五輪セーリング競技日本代表を目指すセーラーたちの第1関門です。

 

470級 男子(16艇 32選手)、470級 女子(2艇 4選手)、レーザー級(14艇 14選手)、レーザーラジアル級(8艇 8選手)、RS:X級 男子(7艇 7選手)、RS:X級 女子(7艇 7選手)の計 6クラス 72選手が参加しました。

470級男子は松永・今村組と原田・吉田組は、前日までの11レースでそれぞれトップを5回ずつ取り、実力は伯仲。スタートも常に1線から出て、途中コースミスをしても最終上マークではいつの間にかトップグループとなり、強風下迫力のパンピング合戦を展開。
両艇のスピードと風を探しだす力は他を圧しています。

最終日の第12レースを終え両チームは同点となり、続く13レースでは松永組が首位、原田組が4位(捨てレース)で2点差となりました。
そして最終第14レースはインナーループの上下2周。最終上を終えて石川・柳川組がトップ、続いて松永組、原田組の順。強まる8~9mの風の中、後続艇を大きく離した3チームによる高速スピンランの激走です。トップチーム同士ならではの見応えあるシーンがフィニッシュラインまで続きました。

結果、着順では石川組、原田組、松永組となり、その瞬間に松永組の1点差の勝利が確定しました。松永のガッツポーズが彼ら二人の思いを十分に表していました。

 

一方、レーザーラジアル級は2強が同点で最終日を迎えましたが、蛭田が(5)-1-1、髙橋が1-4-2でこれまた最終レースで決着。1点差で軍配は蛭田に上がりました。長谷川は2強の戦いに割って入れませんでした。

 

470級女子・近藤組対吉迫組の勝負は近藤組の11勝3敗。

 

レーザー級は9回トップを取った安田の圧勝に終わりました。城が新たにナショナルチーム(NT)に選ばれ、2010年のNTの永井と斉藤が涙を呑みました。

 

RS:X級男子は富澤の全勝、独り舞台でしたが、新NT枠の3番手に金子が入りました。
RS:X級女子は10勝を挙げた須長の強さが目立ちました。ベテラン小菅が大西を制してNT枠を守りました。

 

閉会式では5クラス24名のチーム・選手に「2011年NT認定書」が手渡されました。ステージに並んだ新NTは第一関門を通過しました。これからの頑張りがロンドン五輪日本代表の「席」につながります。(レポート/オリンピック特別委員会広報担当、写真/平井淳一)

レース詳細レポート http://jsaf-osc.jp/cn03/pg03_w47.html

 

470級男子のスリーボンド(左)対アビームは最終レースまで壮絶な戦いを繰り広げました

470女子の直接対決は、11勝3敗で近藤・田畑組の圧勝に終わりました

自分らしいセーリングを意識したRS:X級男子の富沢

レーザー級1位通過した安田。今年も大学に所属してキャンペーンを続ける予定

レーザーラジアル級の最終レース、高橋と同点で迎え蛭田は最終ダウンウインドレグで逆転、プレ五輪の切符をゲット

 

「負けたら470活動は終了」というプレッシャーを跳ね飛ばして優勝した松永・今村組

コラム 「海のファッションにはワケがある」

2011年1月8日 土曜日

 

久々のブログ登場です。
今回は防寒対策の話です。

保温性が高い衣料と言えば、羽毛(ダウン)に勝るモノはありません。

ダウンが温かい理由は、羽毛によって動きが止まった空気を体から発散している代謝熱が温めるからです。体の回りを暖かい空気で防御している訳で、羽毛自体が温かいのではなく、羽毛は空気の動きを止める役割をしているに過ぎません。温かさの本当の理由は空気のバリアなのです。体の回りの空気を動かさない工夫をすることが、高い保温効果に繋がるのです。

冬の海で、私はダウンジャケット(ベスト)を中間着に着用しています。漏れると羽毛が復元しにくいダウンを海で着るのは不向きとされて来ましたが、保温性を優先すれば勝るものは他にありません。防水性の高いカッパやジャケットを上に着て、スプレーや雨でダウンが濡れないように注意すればお勧めの防寒コーデイネートです。もっとも落水すれば元も子もありませんが‥‥

次にマフラー(ネックウオーマー)も欠かせないアイテムです。空気には温まると軽くなり上昇する性質があります。いわゆる「煙突効果」により、温まった衣服内の空気は縦に移動して首筋から体外へ逃げ出しています。マフラー(ネックウオーマー)は衣服内の空気を動かさないための必須アイテムで、濡れても安心なフリース素材がお勧めです。手首にはセーリンググローブの上から保温のためのオーバーグローブを準備して手首からの風の侵入を防ぎます。長いオーバーカフで手首を充分にカバーするタイプが最適で、私はスキー用の防水グローブを携帯し、状況に応じて使っています。

さらに代謝熱の放出を防ぐには帽子を被るだけでも体感温度は相当変わります。他にもフエイスマスク、靴下、そしてアンダウエアーで効果的な防備をすれば、快適なウインターセーリングが楽しめます。

J-SAILING86号は届きましたか?

2011年1月6日 木曜日

J-SAILING86号の表紙(photo by KAZUSHIGE NAKAZIMA)

 

J-SAILING86号が完成し、昨年末、JSAFメンバーに発送いたしました。
お手元に届きましたでしょうか。

本号の表紙は、広州アジア競技会に参加したJSAF日本選手団の笑顔です。

巻頭記事はこの広州アジア競技会の報告です。金メダル3個、銀メダル1個を獲得した日本チームの詳細がレポートされています。その他、早稲田大学が総合3連覇を達成した第75回インカレ、全日本学生ボードセイリング選手権個人戦、海外で人気のワンデザインクラス「メルゲス24」の紹介、気になる五輪種目の動向などの記事が掲載されています。

また、好評をいただいている水域紹介シリーズは、沖縄県セーリング連盟の有銘兼一さんにご協力をいただき、沖縄のセーリングスポットを紹介していただいています。

J-SAILINGは年に6回、JSAFメンバーに直接届きます。お届け先はメンバー登録時に記載された住所になりますので、住所の変更などがあった場合は所属の各団体へご連絡ください。

手続きの詳細は各加盟団体へお問い合わせください。http://www.jsaf.or.jp/dantai/

 

インカレ閉会式の1シーン(photo by J-SAILING)

全日本学生ボードセイリング選手権個人戦