JSAFレディース委員会が主催するエンジョイセーリングデイが7月11日、神奈川県・葉山新港をベースに開催されました。
今年で10回目を迎えたこの試み、曇天ではありましたが雨もなく、強い陽射しもなく、風も強過ぎず、体験乗船会には絶好の日和りでした。参加者は100人近くに達し、昨年よりも参加協力艇が増え、乗りたい人も、乗ってもらいたい船もおおいに賑わった1日となりました。
参加者の声を聞いてみました。
「仕事をリタイアし時間が自由になることもあって、何かを始めたいと思い参加しました。長野県の出身なので海に興味があり、1級免許は取ったのですがヨットは初めて。新聞でこのイベントを知り、所沢から電車に乗って1人で来ました」という男性。乗船した船が70歳台のオーナーによって操船されていることを知り、ヨットをより身近に感じたようです。葉山で行われているのシニアを対象とした練習会(ニッポンセールトレーニング葉山)の話を聞いて、大いに興味を持ったようです。
3人家族のお父さんは、「今日は(小学生)の息子が楽しんでくれました。私はウインドサーフィンをやっているんですが、ウインドは1人でしかできないので、息子といっしょに楽しめるものを探していました。ヨットの可能性は大いにありですね」と満足そうでした。
YAHOOで検索していて偶然にこのイベントを見つけたという男性は、「以前からヨットには興味がったのですが、たまたまこのイベントを発見しました。水泳やランニングをやっているのですが、ヨットって面白そうですね」と新たな楽しみを発見したようでした。
船酔いで早々に船を下りてしまった小学2年生の男の子。しかし、「帰りに乗ったモーターボートが楽しかった。風が気持ちよくて、ずっと乗っていたかった!」と船そのものには興味を持ってくれたようで一安心、パーティ会場では元気に走り回っていました。
また、「最初は船が揺れるので落ちつかなかった。しかし、一時間もすると慣れて、最後は風を楽しめるようにはなりました」という女性は、「次回もチャンスがあったらまた乗りたい」と言ってくれました。リピーターを増やすのも、こういったイベントでは大切です。
一方、船側としては、「今日は若い人たちに乗ってもらい、いろいろ経験してもらいました。興味をもたれたら是非、メンバーになり、チームの戦力になってほしい。来年といわず、来週もまた来てください!」(<O&S>の小林巧さん)といったところが代表的な感想のようです。どの船も、クルー候補生を確保するために、エンジョイセーリングデイを積極的に利用していました。
同じ船に乗船された方々もお互いにメルアドを交換し、写真を撮り合ったりとすぐに仲間になられたようで、海の親睦の場としても活用されたようです。来年、11回目を開催する予定。是非、ご参加ください!
なお、このイベントは日本財団の助成金を受け、ヤマザキナビスコ株式会社、ウイダーinゼリー(森永製菓株式会社)、ヘリーハンセン(ゴールドウイン株式会社)、株式会社ノースセールジャパン、ブティックガルボの協力を得て実施しました。