4月18日、春季関東学生女子ヨット選手権(以下:女子インカレ)の2日目のレースが、神奈川県森戸海岸沖で行われました。
1レース目は、昨日に引き続き、少し強めの風が吹きましたが、その後は微風下でのレースとなりました。昨日よりもリコール(フライング)をする艇が多く、レースの結果はいいものの、成績として残らない選手が多々みられました。ヨットレースは、スタートがレース展開を大きく左右するため、とにかく綺麗にスタートを決めたいと誰もが思いますが、ヨットレースは陸上競技などと異なり白線でひいたような明確なスタートラインがなく、2つのマークブイを結ぶ仮想ラインをスタートラインとして行うため、綺麗なスタートをすることがとても難しいです。
今回の女子インカレの参加選手の実力差はあまりなく、どの選手もスタートを攻めすぎてしまったように思えます。
そんな中、470級で優勝したのは、山口/井上組(早稲田大学)です。井上は4年生のベテランクルーではありますが、スキッパーの山口は3月に高校を卒業したばかりのルーキー。高校時代にもヨット部に所属していたとはいえ、初めての女子インカレで1日目からトップを守り抜いたことは、今後にとても期待できそうです。
スナイプ級は1日目に1位だった木内/塩出組(早稲田大学)を1点差の僅差で逆転し、3位からトップへ浮上した樋口/久保組(中央大学)が優勝しました。樋口/久保組は、昨日の第1レースから着実に順位を上げ、本日は2レース連続で1位をとりました。その結果、中央大学初の女子インカレ優勝を成し遂げました。
以下、優勝者のコメントです。(レポート/鈴木 有依・関東学生ヨット連盟女子委員長)
470級 優勝
山口祥世(早稲田大学1年)ヘルムスマン
『はじめてのレースで、たくさん課題が見つかったのでこれからもっと頑張っていきたいです。』
井上まなか(早稲田大学4年)クルー
『優勝できたことは良かったですが、課題がたくさんあるので、さらに練習をしたいです!!』
スナイプ級 優勝
樋口美紗(中央大学4年)ヘルムスマン
『最後の春季女子インカレで優勝できて良かったです。引退までの残り半年を死ぬ気で頑張ります!!』
久保彩夏(中央大学3年)クルー
『昨日の3位から逆転優勝できてよかったです。この勢いで春季関東学生ヨット選手権大会も優勝します。』
関東学生ヨット連盟 http://www.geocities.jp/gakurenyacht/