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International14の「今」

2010年1月20日 水曜日
 

年末・年始にオーストラリア・シドニーで開催されたInternational14世界選手権に参加した柳澤康信さんから、現地で見た同クラスの「今」を伝えるレポートをいただきました。詳細は2月下旬発行のJ-SAILING81号に掲載しますが、本ブログではその一部をお届けします。(photo by Yoshihisa Fujii) 

International14の歴史は古く1800年代後半には原型が現れ、1927年に41艇が集まりPrince Of Wales杯を開催、初めてクラスとして公となる。

1950年にはクラス協会が設立され、英国を中心にオーストラリア、カナダ、アメリカ、日本、ニュジーランド、フランス、ドイツに普及し始める。

日本では1971年に初めて進水。以後おおよそ40年にわたりワールドに選手団を派遣してきた。International14のクラスルールは特異で、「より速くあるために常に革新のする」というポリシーの下、ルール規定内であれば艇、セールのデザインは自由。

49erはじめ五輪キャンペーンに参加する者、VOLVOオーシャンでヘルムを取った者、ACボートのデザイナーとして活躍した者などがいる一方、70歳を超えるベテランまでがワールドに参加し、レベルが非常に高いものの、それでいてアットホームなフリートといえるだろう。

一方で、個人が主体のクラスがゆえに苦労も多い。 (さらに…)