2010年1月 のアーカイブ

知っていますか「日本ボート・オブ・ザ・イヤー」
2009年の候補艇が出揃いました

2010年1月30日 土曜日

日本ボート・オブ・ザ・イヤー(主催/日本ボート・オブ・ザ・イヤー実行委員会)は、日本で市販されるモーターボート(国産艇、輸入艇、水上オートバイを含む)の中から年間を通してもっとも優秀なボートを選定しています。

昨年度から始まったこの試み、選定されたボートに「日本ボート・オブ・ザ・イヤー」のタイトルを授与し、その開発、製造時業者を表彰するものです。性能・品質・安全性のいっそうの向上を促し、安全、地球環境保護、業界の発展に寄与すること、また、より多くの人々にプレジャーボートを知っていただく機会を提供することなどが目的です。 

カー・オブ・ザ・イヤーのプレジャーボート版という趣ですが、セールボートがその対象に入っていないのが少々残念なところ。しかし、海好き、船好きの人々にとっては興味ある試みであります。

選考対象のボートのジャンルは国産小型艇、中型艇、大型艇、輸入小型艇、中型艇、大型艇そしてPWC(水上オートバイ)の7部門に分かれています。2009年度の第一次選考結果は2月5日に発表され、その後、最終選考発表が3月「ジャパンインターナショナルボートショー2010」会場(神奈川県・パシフィコ横浜)内で行われます。

昨年は、事前投票で「シーレイ38 サンダンサー」と「ポーナム28L」が同点となり、ボートショー会場で24 名の選考委員による最終投票が行われた結果、トヨタ自動車の「ポーナム28L」に決定したという展開でした。

さて、今年はどんなボートが受賞するのか、注目してみたいと思います。
日本ボート・オブ・ザ・イヤー2009の第一次選考の候補艇一覧はhttp://www.marine-jbia.or.jp/boat-of-the-year/でご覧になれます。


昨年のボート・オブ・ザ・イヤー最終発表会の様子

日本海洋記者クラブ新年会JSAFスタッフも参加

2010年1月28日 木曜日
2010年1月27日、日本海洋記者クラブの新年会が開催されました。
任意団体であるこのクラブは、海を舞台にメディア活動をする専門誌スタッフやフリーランスのライター、カメラマンなどが所属、運営する会です。

この集まりはその昔、リゾート法(総合保養地域整備法)が制定されたのをきっかけに、この法律は海をフィールドにするスポーツやレジャー界にとって有益かどうかを検証しようという「疑い」をもって、勉強会を開催したことで始まりました。リゾート法は1987年に成立したのですが、その後、廃止されました。同クラブは勉強会の当初から、この法律はあまり役に立たないぞ、と考えていたのですが、それなりにしっかとりした批評眼を持っていたと思います。

ともあれ、リゾート法検証がきっかけで始まった同クラブは、その後さまざまなテーマの勉強会を重ね、創立から20数年も経った今も、連綿と同様の活動を続けているのです。

さて、今年の新年会は東海汽船のレストラン・クルーズ船〈ヴァンテアン〉で行いました。東海汽船の山崎社長は海洋記者クラブのゲストスピーカーを何度も務めていただいた方で、その昔は専門誌の記者やカメラマンと「海のレジャーはいかにすれば活性化できるか」を深夜まで熱く語り合った仲間です。その縁もあって〈ヴァンテアン〉での開催となったのですが、記者クラブのメンバーにゲストも加えて30数名のこじんまりした、しかし「海のレジャーをより一層、活発にしたい」という熱い思いがこもった新年会でした。

ゲストの中にはトレーニング帆船の関係者、外洋レース艇の乗り手、海洋カメラマン、海洋イラストレーター、ヨット専門誌スタッフなどセーリング関係者も多数集まりました。JSAF広報委員会所属の私も同クラブの発足時からのメンバーであり、当日はJSAFの広報資料を持ち込み、セーリングの普及や理解のために一役を担ったのでありました。

新年会に集まった海のメディア関係者30数人

新年会には様々な人が集まったが、写真の彼はLEDを利用したキャップをお披露目に登場。風止めをしっかりすれば、夜のハーバーや外洋艇でも使えるかも。http://yumeya.jp/

「JSAF海の絵画コンテスト2009」入賞作品決定!

2010年1月24日 日曜日

JSAF環境委員会が昨年7月に発表した「JSAF海の絵画コンテスト2009」に対して、昨年11月の締め切りまでに、全国から260余りの作品が寄せられました。

テーマを「ヨット(舟)のある風景」とし、応募資格を小中学生としましたが、JSAFに届いた子どもたちの絵はどれもが素直な筆使いで、美しく、そして楽しく、力強く、観る側に訴えかける力にあふれていました。芸術は心の文化であると同時に、自然を意識する心もまた文化であることを強烈に思い起こさせる企画となりました。

すべての応募作品を、海や船の絵を数多く描き、セーリングをこよなく愛しておられる柏村勲画伯、世界的なマリンイラストレーターの高橋唯美さんのお2人に鑑賞していただき、小学生低学年(1~3年生)、小学生高学年(4~6年生)、中学生の部に分けてお気に入りの作品を選んでいただきました。どれもが優劣つけがたい作品ばかりでしたが、そのなかからもっとも印象的な作品「カモメとヨット」をグランプリ&JSAF会長賞に決定しました。

 グランプリ&JSAF会長賞   古倉 茜梨

入賞作品の応募者にはJSAFから賞状と記念品を贈呈。また、グランプリ&JSAF会長賞となった「カモメとヨット」は、JSAF環境委員会が制作する2010年「海の日」記念ポスターの絵柄として使用することになっています。さらに、受賞作品はボートショー会場(3月4~7日・神奈川県・パシフィコ横浜)のJSAFブースで展示する予定になっています。

このコンテストはJSAF環境委員会が行っている環境キャンペーンの一環として実施したものです。描き手としての子どもたちはもちろんですが、絵を鑑賞する側の大人たちに対しても、海をはじめとした自然環境を意識する機会を提供しようと企図しましたが、その成果は十二分に現れたと思います。

小学生低学年金賞小学生低学年 金賞
小学生低学年銀賞小学生低学年 銀賞
小学生低学年銅賞小学生低学年 銅賞
寺内 さくら 三宅 祐加 堀江 綾乃
小学生高学年金賞小学生高学年 金賞
小学生高学年銀賞小学生高学年 銀賞
小学生高学年銅賞小学生高学年 銅賞
佐藤 練達 大竹 こころ 吉野 滉一
中学生 金賞中学生 金賞
中学生銀賞中学生 銀賞
中学生銅賞中学生 銅賞
肱岡 紗弓 飯島 麻衣 増渕 理沙

International14の「今」

2010年1月20日 水曜日
 

年末・年始にオーストラリア・シドニーで開催されたInternational14世界選手権に参加した柳澤康信さんから、現地で見た同クラスの「今」を伝えるレポートをいただきました。詳細は2月下旬発行のJ-SAILING81号に掲載しますが、本ブログではその一部をお届けします。(photo by Yoshihisa Fujii) 

International14の歴史は古く1800年代後半には原型が現れ、1927年に41艇が集まりPrince Of Wales杯を開催、初めてクラスとして公となる。

1950年にはクラス協会が設立され、英国を中心にオーストラリア、カナダ、アメリカ、日本、ニュジーランド、フランス、ドイツに普及し始める。

日本では1971年に初めて進水。以後おおよそ40年にわたりワールドに選手団を派遣してきた。International14のクラスルールは特異で、「より速くあるために常に革新のする」というポリシーの下、ルール規定内であれば艇、セールのデザインは自由。

49erはじめ五輪キャンペーンに参加する者、VOLVOオーシャンでヘルムを取った者、ACボートのデザイナーとして活躍した者などがいる一方、70歳を超えるベテランまでがワールドに参加し、レベルが非常に高いものの、それでいてアットホームなフリートといえるだろう。

一方で、個人が主体のクラスがゆえに苦労も多い。 (さらに…)

JSAF新年会開催!

2010年1月13日 水曜日

例のJSAF主催の新年会が今年も開催されます。
場所は帝国ホテル東京(東京・千代田区)の本館3階、鶴の間です。
時間は18時30分から20時30分。会費は1万円です。
ご都合のつくJSAFメンバーの方はぜひともご参加ください。大いに盛り上がりましょう。
申し込みはhttp://www.jsaf.or.jp/honbu/news/2009/news-13.pdfの申し込み書類に書き込み03-3481-0414へファクスで送っていただくか、jimukyoku@jsaf.or.jpへメールでお願いいたします。