‘トピックス’ カテゴリーのアーカイブ

添畑薫写真展 セーリングワールド開催

2010年8月6日 金曜日

30年以上にわたりヨットレースを撮影し続ける海洋写真家・ビデオ映像作家である添畑薫氏の作品展が開催されます。


本展はタイトル「セーリング ワールド」のもと、氏が国際ヨットレースの最高峰「アメリカズ・カップ」の公式フォトグラファーとして記録した激しいレースの様子や、緊張した選手の表情などをとらえた作品約70点を一堂に展示します。

真夏の清涼感あるイベントとして、是非、足をお運びください。

日程:8月 11日 ~ 9月 18日
場所:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F

公式サイト http://cweb.canon.jp/gallery/archive/soehata-sailing/index.html

テレビ神奈川で
日本視覚障害者セーリング協会のニュースを放送

2010年8月4日 水曜日

昨年のブラインドセーリング世界選手権のシーン(写真提供/JBSA)

8月5日(木)、テレビ神奈川の「tvkニュース930」(21:30~22:00)の特集コーナーで、NPO法人 日本視覚障害者セーリング協会(JBSA)のニュースが流れます。

2013年に神奈川県三浦市のシーボニアマリーナを会場に第8回ブラインドセーリング世界選手権大会が開かれますが、それを前に、視覚障害者ヨットというのがどのようなものかを中心に紹介しています。

番組の青木博道記者によると、「このような組織が日本にあり、世界大会が日本で開かれ、視覚障害の方がもっとヨットを経験してもらえればというのが番組の狙いです」とのこと。
青木記者は同局内にあってセーリング情報を積極的に取り上げてくれているヨット大好きの方で、実は同局の支局長でもあります。

番組では、9月の全日本大会に向けて練習に励む県内のチームを紹介し、その練習風景と4人のクルーのインタビューで構成しています。

インタビューでは、「目が悪くなって出来る運動が限られてしまったが、ヨットを始めてから勇気がわいた」、「最初は船酔いしてたが今は大丈夫。協会の事務局など事務系の仕事できるようになったのが人生の転機」、「見えない部分を代わりに補うだけで、あとは対等に役割り分担。共生の世界」、「どうすればコミュニケーションがうまくいくか常に考えている」などブラインドセーリングの現場の声、そして世界大会へ向けての抱負などが収録されているとのことです。

同番組は、テレビ神奈川が横浜・川崎のほかに5つの支局を県内に置き、県内の出来事を取材し伝えるもの。
日々の出来事を伝えるニュースの他に、毎日の特集コーナーでは事件や事故の背景をタイムリーに伝えたり、話題の人のインタビューや各支局からのリポート、それにベンチャービジネスのリポートやスポーツ特集を放送しています。

ぜひ、ご覧下さい。

NPO法人日本視覚障害者セーリング協会 http://www.jbsa.jp/

テレビ神奈川「tvkニュース930」 http://www.tvk-yokohama.com/news930/

コラム 「海のファッションにはワケがある」

2010年7月28日 水曜日
 

illustration by Tadami

 

時間を経たモノの発祥にまつわる話には諸説ありますが、海のファッションもその伝統を紐解こうとすると、さまざまなエピソードが聞こえてきます。そんなエピソードをご紹介するこのコラム。へぇー、そんなワケがあったのか・・・・・・ちょっと驚いてください。

今回は、ちょっと視点を変えて、紫外線の話です。猛暑の今、とても大切なのでぜひ、お読みください。

日焼けした褐色の肌はセーラーの自慢ですが、それは危険との隣り合わせです。

海での紫外線は海面からの照り返しの影響で陸地の2倍~3倍にも達します。紫外線を多量に浴びると眼病の発生リスクは格段に高まり、肌への直射は皮膚癌を引き起こすことにもつながります。

環境破壊によるオゾン層の減少は紫外線の照射を増加させ、海は高濃度の有害シャワーを浴びる場所になってしまいました。 

紫外線は一般に「UV」と呼ばれています。色にはそれぞれ波長があり、人間は一定の波長の幅の中にある電磁波だけを「色」として認識します。いわゆる虹の7色です。

我々が認識できる波長の中で最も波長が短い電磁波が紫(Violet)です。紫外線は紫よりもさらに波長が短いので我々は色として認識できず、紫外線を浴びている自覚がありません。紫外線はUltra Violet(紫を越えた向こう側)と称され、その文字から「UV」と称されているのです。ちなみに赤外線は波長がもっとも長い赤色よりもさらに波長の長い電磁波です。

最近は紫外線をカットするUV効果を数値で示した衣料が販売されています。紫外線を浴びる機会が多いセーラーの皆さんは衣料を選ぶ参考にして下さい。一般的には黒などの濃い色で、かつ素材が厚い衣料を着れば、肌に届くまでに紫外線は吸収されて透過量は減ります。

しかし、夏のセーリングでは熱がこもって暑過ぎます。紫外線と暑さにバランスよく対処するのは、薄い衣料で、できる限り肌を隠すしかありません。 

長袖シャツ、ラッシュガード、つばの広い帽子、日焼け止めクリームなどで、とにかく素肌を紫外線から防御して下さい。サングラスは紫外線を80~90%遮断するので眼病対策の必需品です。

実際に白内障の患者数は増加しており、紫外線がその一因と考えられていますので、セーラーは特に注意が必要です。これからもセーリングライフを長く楽しむために、紫外線の怖さを充分に自覚し、過度な肌の露出は控えるよう心掛けて下さい。

最後に食事ですが、紫外線を浴びた後、ビタミンEや亜鉛を摂取すると鎮静効果があるそうで、牡蠣(カキ)は最良の食材だそうです。セーリング後の 生ビールと牡蠣‥‥またヨットに乗りたくなりました。

 

JSAFジュニアユース育成強化委員会のホームページ

2010年7月18日 日曜日

JSAFのジュニアユース育成強化委員会のホームページがリニューアルされました。
オリンピック特別委員会のホームページ(
http://jsaf-osc.jp/)のサイドバーにある水色の「ジュニアユース育成強化委員会」をクリックしてください。

2010年4月、新たにスタートしたジュニア・ユース育成強化委員会の取り組みがいよいよ本格化します。当委員会の目標は「ISAFユースワールドに勝利」し、将来の「オリンピック選手に繋がる仕組みを作り上げる」ことですが、今後はこれと併せて選手、コーチ、指導関係者のみなさまにわかりやすい強化方針の提案また効果的な事業の展開をめざし、ホームページを新しくしました。

ジュニアユースのホームページは下記のポリシーで構成されています。
・明るいイメージ
・皆さんにわかりやすい強化の提案
・ジュニアユース選手が参考にしやすい各大会等年間行事の発表
・ISAFをターゲットとした提案「Road to ISAF」の設置
・ユースナショナルチーム候補選手の公示

まずは、子どもたち自身がこのホームページを見て、理解し、自らの意思で行動するように、JSAFメンバーの皆様も、本ホームページを閲覧するよう子どもたちに対してご紹介いただけますよう願いいたします。

なお、2011年レーザー全クラス世界選手権等の選考方針のお知らせについても下記に掲載していますので、ぜひともご覧ください。(佐々木共之/ジュニアユース育成強化委員会)

http://cityfujisawa.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%E5%BC%B7%E5%8C%96%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

日本舟艇工業会の会長に梶川隆さんが就任

2010年7月16日 金曜日

JSAFは毎年ボートショーにブースを出展し、普及活動やノベルティグッズの販売を行い、時にはステージイベントでセーリング関係のトークショーなどを行っています。

そのボートショーの主催団体である(社)日本舟艇工業会の会長に梶川隆さんが就任されました。

(社)日本舟艇工業会はボートメーカーで構成されている団体。ボートショーの開催のほかに「『ライフジャケット着用宣言』キャンペーン」「FRP船リサイクルシステム」「『うみの駅』合同クルーズ」「ミニボートフェスティバル」「マリンウィーク」などを主催、共催、運営し、日本のプレジャーボートに関する振興、安全、普及などの活動を行っています。

セールボートだけを対象にしたイベントや事業は多くないので、セーラーからするとボートショー以外ではあまり馴染みがないのですが、船の安全、普及などの分野でJSAFの活動とリンクすることの多い団体です。

昨今の経済環境の悪化から販売が低迷し、他業種同様に不況感が強いボート業界。それでも海で遊ぶ人はなくなりはしません。いたずらに外見がカッコいいだけで船に乗る人の数は減ったかもしれませんが、しんどくても、汚れても、お金がなくても船の遊びから離れられないコアなボートファンは定着しています。そんな人たちに受け入れられるボートをメーカーとしては造ってもらいたいもので、そこでセールボートの比率が少しでも増えれば我々とはうれしい限りです。

新たに会長に就任された梶川さんは2005年~2009年までヤマハ発動機株式会社の社長を務めた方。新入社員の当時はマリン事業部に配属され、プレジャーボートに造詣が深く、仕事柄、海に関する遊びは数多くこなされました。梶川さん自身ヨットレースに親しんだことはないそうですが、海外赴任中にはクルージングを楽しみ、ヤマハ発動機が世界一周レースやアメリカズカップに参画したときには担当部署におられたそうです。セールボートの楽しみ方を知る梶川さんの舟艇工業会での舵取りに期待したいと思います。

日本舟艇工業会 http://www.marine-jbia.or.jp/
なお、来年のジャパンインターナショナルボートショーは2011年3月3日から6日にかけて、横浜パシフィコで開催予定。

日本舟艇工業会の会長に就任された梶川隆さん