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東日本大震災復興支援セーリングクリニック開催!         高校生、大学生、ボランティアを含め約100人が参加

2012年4月8日 日曜日

クリニック参加者の顔ぶれです

 

JSAFは東日本大震災直後から、東北セーリング連盟と連携して岩手県、宮城県、福島県のジュニア、ユースセーラーを中心とした復興支援活動に取り組んできました。

その一環として、4月7、8日の2日間、宮城県七ヶ浜町吉田浜、小浜で高校生、大学生セーラーを対象に第2回セーリング・クリニックが開催されました。(主催:JSAFオリンピック特別員会。共同開催:東北セーリング連盟、宮城県セーリング連盟、(社)宮城外洋帆走協会、関東学生ヨット連盟)

参加したのは下記の学校のセーラーたちです。
仙台一高、仙台二高、塩釜高校、石巻高校、宮城県水産高校、気仙沼高校、気仙沼向洋高校、いわき海星高校、青森工業高校、東北大学学友会ヨット部、東北学院大学ヨット部、東北大学医学部ヨット部。
これに各学校のOBや先生、そしてボランティアスタッフを加えて約100人が七ヶ浜町に集まりました。

講師陣はすごい顔ぶれです。
JSAFオリンピックチーム監督の中村健次、アテネ五輪メダリストの関一人、アトラン五輪メダリストの重由美子、重さんを育てた名コーチ松山和興、スナイプ全日本チャンピオンの白石潤一郎の各氏。

クリニックでは、各コーチがボートに分乗し、2日間、海上でつきっきりで選手たちを指導。また、7日の夜は海上の様子を撮ったビデオを上映しながら、様々なシーンに解説を加えるなど、高校生、大学生セーラーにとっては充実した時間でした。

重コーチ自らがスピンポールの扱い方を説明。「目標は10秒でセットすること!」とのこと

また、この活動を支援しようと、河野博文JSAF会長をはじめとするボランティアスタッフが食材を積み込んだ車で東京から駆けつけ、8日の昼と練習後に熱いトン汁と甘いお汁粉をふるまい、セーラーたちの顔には笑みがこぼれました。さらにはクリニックの修了証代わりに「smart sailing」と書かれたTシャツが参加者に配られました。

河野博文JSAF会長(右)とボランティアスタッフが作ったトン汁はセーラーに大好評

 

 

 

 

ヨットの話題が満載のCNNj「メイン・セイル」

2012年4月4日 水曜日

 

先日、VOLVO世界一周レースの取材でオークランドを訪れた際、TVでCNNを見ていたところ面白い番組を見つけました。
番組名は「MainSail」。セーリング情報をディープにレポートする月1回のレギュラー番組です。

その時はアメリカズカップに挑戦するスウェーデンのアルテミス・レーシングをレポートした内容で、女性キャスターのShirley Robertson自らがAC45に乗ってレポートしていました。
彼女はシドニーとアテネの五輪で金メダルを獲得したセーラーで、ハイスピード・ビッグカタマランに乗って臨場感のあるレポートをこなしていました。

この番組の企画にはISAFもかかわっているようで、番組のラインアップにはアメリカズカップをはじめISAFワールド、VOLVO世界一周レースはもちろん、スーパーヨット制作の裏、中東のセーリング事情など多岐にわたっています。

帰国してこの番組が日本で見られないかを調べたところ、CNNjでしっかり放送されていることがわかりました。
直近ではオークランドで観た『アメリカズカップの裏側に密着』という番組が下記の予定で放送されます。

MainSailの1シーン

JSAFメンバーのみなさま、是非ともこの番組をチェックされてはいかがでしょうか。
(CNNj name, logo and associated elements TM and c 2012 Cable News Network. A TimeWarner Company. All Rights Reserved.)

 
4月8日(日)01:30-02:00
4月8日(日)16:30-17:00
4月9日(月)06:00-06:30

番組の情報
http://www.jctv.co.jp/cnnj/program/program.php?pid=34

Q-Ton World 記念カップ 「GEFION」に授与

2012年3月28日 水曜日

Q-Ton World 記念カップとチーム・ゲフィオン(カップ左が中島オーナー)

 

「Q-Ton World 記念カップ」の第2回受賞艇にJSAF外洋三崎所属の「GEFION」(ゲフィオン)が選出され、3月24日、神奈川県葉山町森戸でカップ授与式が行われました。(Q-Ton World 記念カップ贈呈委員会)

【第2回受賞艇】
艇名:「GEFION」(ゲフィオン、Baltic 35) 
オーナー:中島 和浩
2011年 対象戦績:
2011年KTSシリーズ年間総合優勝 (IRC・ORC)、2011年大島レースIRC/ORC両クラス総合優勝、2011年パールレースIRCクラス総合5位&Dクラス2位   

【チームプロフィール】
中島和浩オーナーは大学時代に「コンテッサ」バウマンとして国内主要レースをはじめとしてトランスパック、グァムレース等に参戦。セーリング歴30年。2001年に現在の艇を購入し、チームを結成。大洗マリーナから宜野湾マリーナを経て2008年油壺に拠点を移し、島回りレース主体に活動。国内レースはIOR時代から伝統あるKTSシリーズやパールレースなどに出場。2005年は宜野湾マリーナにて活動。ハウステンボス06、火山レース06、慶良間レース07、台湾レース07、阿波踊レース07に参戦。現在は中島オーナーのもと20~40代の学連出身者7名で活動している。

【中島和浩オーナーのコメント】
「外洋レースを志す者として今回の受賞は大変うれしく光栄なことです。技量つたない若輩チームが受賞してよいのか迷いましたが、当杯の背景を知り、当杯に恥じない活動をすることこそが諸先輩方の意思と拝察し、今後も精進してまいります。チームのモットーは“僕たちが先輩たちから教わったことを後輩に伝える”“僕たちが何度も島を回った経験を後輩に伝える”“果敢に安全に”そして“IOR魂を永遠に”です。この杯を再度手にする事ができるよう若手クルーとともにチャレンジし続けます」 

「Q-Ton World 記念カップとは」
1978年、相模湾を舞台に10か国48艇が参加して開催され、国際的に高い評価を得たクォータートン世界選手権大会の偉業を後世に伝承するために、2010年4月に制定されたもの。同時にカップ贈呈委員会(委員長:山﨑達光〔当時大会レース委員長・現日本セーリング連盟名誉会長〕)が発足しました。

ロンドン五輪RS:X級
日本代表選手に富澤慎、須長由季が内定

2012年3月25日 日曜日

RS:X級男子日本代表に内定した富澤慎選手

RS:X級女子日本代表に内定した須長由季選手

スペイン・カディスで行われていた2012年RS:X級世界選手権(男子48カ国119選手、女子37カ国80選手)に参加した男子・富澤慎(関東自動車工業)と女子・須長由季ミキハウス)が、ロンドン五輪の同種目日本代表選手として内定しました。

同レースは日本代表最終選考会を兼ねており、日本から男子2名、女子3名が出場し、五輪日本代表を競っていましたが、日本選手では予選16位の男子・富澤 慎(関東自動車工業)と同じく22位の女子・須長由季(ミキハウス)の2名のみが上位グループに進出。その結果「2012年世界選手権において総合成績最上位の選手が男女の五輪日本代表に決定」するとしたJSAF五輪代表選考基準に基づき、決勝を待たずして上記2選手が日本代表選手として内定しました。この結果を受け、5月26日のJSAF理事会にて正式決定します。(JSAFオリンピック特別委員会)

大会公式サイト
http://realtimeonlineresults2.appspot.com/intro.jsp?competition_id=WC2012_001&sub_competition_id=WC2012_002

ロンドン五輪日本代表候補選手 選考基準
http://jsaf-osc.jp/_userdata/2012_olympic_criteria_for_selection3.pdf

JSAFオリンピック特別委員会
http://jsaf-osc.jp/

JSAF定期表彰式が行われました

2012年3月22日 木曜日

授賞式のみなさま

 

JSAFの定期表彰式が3月11日、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で開催されました。

表彰された方々は下記のとおりです。                               

[勲功賞]
山崎達光 
表彰事由:平成13年~平成22年度までの10年間、当連盟会長を努められた。副会長時にはJYA・NORCの合併に尽力され、日本セーリング界の再編に貢献された。

[功労賞]
末松 明
表彰事由:1973年より日韓親善ヨットレース「アリランレース」(釜山―博多)を開催し、その間外洋玄海の支部長・会長を歴任され、40年近くにわたり両国の強い絆を作り上げ、国際親善に貢献された。

[優秀競技者賞]
近藤 愛
表彰事由:2011五輪テストイベント(英国ウエイマス)470女子 優勝
田畑 和歌子    
表彰事由:2011五輪テストイベント(英国ウエイマス)470女子 優勝

元津 大地
表彰事由:2011ISAFユースワールド(クロアチア)420級 2位
日野 勇輝
表彰事由:2011ISAFユースワールド(クロアチア)420級 2位

斎藤 実
表彰事由:単独世界一周レースのAround Aloneに3回出場、総航海距離24万海里以上。2011年に8回目の単独世界周航を達成。

斜森 保雄 
表彰事由:2011キングスカップレガッタIRCクラス1 総合優勝