‘トピックス’ カテゴリーのアーカイブ

宮古の高校生セーラー
リッチモンドヨットクラブでレースに参加

2012年8月18日 土曜日
リッチモンドヨットクラブのクルーザーレースに参加しました

リッチモンドヨットクラブのクルーザーレースに参加しました

東日本大震災の被災地県の高校セーラーをサンフランシスコ短期セーリング体験に派遣するプロジェクト「Touhoku Youth Sailor’s Expedition in SF」は終盤を迎え、派遣された宮古商業高校の生徒たちはサンフランシスコ東に位置するリッチモンドに移動し、リッチモンドヨットクラブで貴重な体験をしました。

同クラブは1932年に設立された歴史のあるクラブです。1987年9月には、宮城県七ヶ浜町で行われた国際14フッタ一世界ヨット選手権大会に選手を派遣されたそうで、当時選手として活躍された方から当時の写真を拝見させていただきました。

水曜日には、クラブに在籍するクル一ザーなら誰でも参加できるBeercanレースが開催されました。
緯度が高く、日没が20時すぎなため、仕事を終えたメンバーたちが、気軽に真剣にレースに参加していました。

私たちも3組に分かれて、強風の中クルーザーに乗りこみ、キールボートならではのスピ一ドを味わいました。
レース後にはクラブハウス2階にあるレストランで、参加者全員で食事を楽しみました。
その場で、RYCの皆さんから、私達に記念品を贈っていただきました。ヨットを愛する方々と交流を深めるとてもよい機会となりました。

来年アメリカズカップが開かれる当地で、レースに参加できたことは、私たちの素晴らしい思い出になりました。(レポートと写真/川口進)

宮古の高校生セーラー
サンフランシスコでセーリングクリニックに参加

2012年8月16日 木曜日
カタマランに乗る宮古商業のセーラー

カタマランに乗る宮古商業のセーラー

東日本大震災の被災地県の高校セーラーをサンフランシスコへ短期セーリング体験に派遣するプロジェクト「Touhoku Youth Sailor’s Expedition in SF」(TYSE)は後半を迎え、派遣された宮古商業高校の生徒たちはサンフランシスコの東に位置するリッチモンドに移動。

地元のRichmond yachtclubで、現地の学生たちとセーリングクリニックに参加しています。

ここはほとんど雨が降らず、気温は20℃前後。湿度も低く、日本の9月、10月の気候です。

小学生から高校生まで幅広い層が参加しているこのクリニックは、OP、FJ  420などを活用し、参加者のレベルに合わせて様々な練習に取りくんでいます。

宮古商業の生徒たちはDan Brandt .Mike Quinnコーチの指導により、スタ一ト練習やレース練習を行いました。一緒にクリニックに参加している現地の学生達と英語やヨットでコミニュケーションしながら、交流しています。

普段乗ることのできないヨットにも乗せていただき、生徒たちも多くのことを学んでいます。(レポートと写真/川口進)

 

宮古の高校生セーラーをサンフランシスコへ派遣

2012年8月15日 水曜日
想像以上に小さなマーメイド号を見学した宮古の高校生セーラーたち

想像以上に小さなマーメイド号を見学した宮古の高校生セーラーたち

 

日本セーリング連盟(JSAF)と東北セーリング連盟(TSF)は、昨年の地震発生直後から被災した高校ヨット部をはじめとする各セーリング競技団体の復興に向けた支援活動に取り組んできました。

そんな折、米国カリフォルニア州のシリコンバレー・セーリングクラブ(SVSC)を中心とするセーリング関係団体から、被災地県の高校セーラーへの支援の申し出がJSAFに寄せられました。

JSAFはTSFと協力しSVSC関係者とその実現性について協議し、被災地県の高校セーラーをサンフランシスコへ、短期のセーリング体験に派遣することとなりました。

派遣セーラーは、6月に山形県鼠ヶ関マリーナにて開催されたインターハイヨット競技東北大会の成績を元に選出し、その結果、宮古商業高校の男子4人、女子2人の選手が選ばれました。

8月9日に成田からサンフランシスコに向かったのは、岩間晋一郎、伊藤歩、伊藤宇宙、小堀内大将 、久保田  唯 、佐々木柚香の6人。川口進先生引率の下、現地でさまざまな経験をしているようで、川口先生から下記のレポートが届きました。

『今回の企画が実現するにあたり、SVSCのみなさんに多くのサポートを頂きました。感謝いたします。

10時間のフライトを経て、サンフランシスコに到着。領事館公邸でのレセプションでは、猪俣総領事、ディンギーの指導をしていただくリッチモンドヨットクラブの皆さん、ホストファミリーのみなさんから、歓迎を受けました。

シリコンバレーでは、世界をリードしている企業や、起業したばかりの企業など見学させて頂き、熱気を肌で感じることができました。

シリコンバレーセーリングクラブの皆さんが管理されている太平洋を横断したクルーザーヨット「レグラス」に乗せて頂き、ディンギーでは味わえない、スピードを体感しました。

また、1962年に堀江謙一氏が西宮からサンフランシスコまで太平洋を横断してきた、マーメイド号を見学し想像以上に小さな船で外洋へ向かったことに驚きました』

 

この後、現地の高校生セーラーとディンギーの練習を行う予定で、19日に帰国の予定です。

レグラス艇上で記念撮影。このヨットを管理するSVSCの皆さんは、東日本大震災が発生した直後から募金活動を始めるなど、被災した日本人セーラーに対して多大な支援を行っていただいている

レグラス艇上で記念撮影。このヨットを管理するSVSCの皆さんは、東日本大震災が発生した直後から募金活動を始めるなど、被災した日本人セーラーに対して多大な支援を行っていただいている

 
レグラスに乗る宮古商業のセーラーたち。この後、地元の高校生セーラーとのディンギー練習会に参加した

レグラスに乗る宮古商業のセーラーたち。この後、地元の高校生セーラーとのディンギー練習会に参加した


トウキョウズカップ2012ヨットフェスティバル

2012年8月10日 金曜日
レースの後、島の方々と一緒に盛り上がる交流会を開催

レースの後、島の方々と一緒に盛り上がる交流会を開催

8月4日~5日にトウキョウズカップ2012ヨットフェスティバル(東京都・大島)でが開催されました。

この大会は今年で21回目を数え、波浮港の風物詩となるヨットレースです。

コースはA(小網代沖→波浮)、B(岡田港→波浮)、C(三宅→波浮)と3コースが用意され、各艇は好きなコースを選びレースに参加します。各艇それぞれの場所からスタートし、波浮港防波堤にある灯台がフィニッシュとなっています。

レースを終えた艇は波浮の港で泳いだりデッキで宴会を始めたり、各々レースの疲れを癒す時間も楽しんでいます。夕方からは島の方々と一緒に盛り上がる交流会があります。婦人会の方々が用意してくださる料理やシッタカのやアシタバやクサヤはとても美味しく、島の焼酎を片手にレースの話をして楽しい1日を過ごします。

今年はAコースとBコースの2つでしたが、両クラスともとても良い風が吹いて順調なレースが展開され、参加された各艇の方々は「今年はとっても面白かったと」口々に話されていました。(レポート/三浦多満枝)

大会サイト
http://yacht.main.jp/tcup/

Bコースの様子

Bコースの様子

島の子どもたちに体験乗船を楽しんでもらっています

島の子どもたちに体験乗船を楽しんでもらっています

オリンピック速報
49er級 全レース終了

2012年8月7日 火曜日
トップを走る牧野・高橋組(photo by Kazushige Nakajima/LAYLINE MEDIA)

トップを走る牧野・高橋組(photo by Kazushige Nakajima/LAYLINE MEDIA)

[8月6日 ウェーマス発]
最終日を迎えた49er級 牧野・高橋組は本日の最初のレース(第14レース)で、まさに「胸のすく」今大会最高のパフォーマンスを見せました。

10ノットの軽風のレースとなり、アウター寄りの下サイドから出遅れたものの、ポートタックのロケットスタートを敢行、フレッシュウインドのコースも当たり、第1上マークではオーストラリアのアウトリッジ組を抑えてトップ回航。ライブ中継のテレビ画面を独占しました。

追撃するオーストラリア艇に第3上マーク前でつかまりトップを明け渡しましたが、その後は世界の強豪を後ろに従え、順位をキープ。堂々たる2位フィニッシュを飾りました。軽風の走りは世界レベルです。つづく第15レースは10位となり、全15レースを戦い総合順位は18位となりました。
【49er級・牧野 幸雄】
「15レースをよい風できっちり戦いました。実力どおりの結果とは言えますが、惜しむらくは今日みたいな得意の風が欲しかったです。強風でももっと戦えると思っていましたが、我々の3年半のキャンペーンでは足りませんでした。無念さが残っています。北京五輪にも出ているので世界のレベルは自分なりに分かっているつもりでしたが、もっと戦えたかもしれません。今後についてはこの大会に集中していたので何も考えていません。ゆっくり考えます」

【49er級・高橋賢次】
「結果は惨敗です。悔しいです。ただ全力をつくしたからという気持ちもあります。強風の克服が課題です。今日のレースなどを考えると複雑な気持ちになります。五輪に出ていろんな意味で自分の成長を実感しています。これからに活かしていきたいと思っています。今後については未定です」

49er級・牧野/高橋組 16-13-17-14-(18)-11-18-16-18-18-14-15-6-2-10 総合18位(20ヵ国) 終了

全15レースを終えた牧野・高橋組(photo by Kazushige Nakajima/LAYLINE MEDIA)

全15レースを終えた牧野・高橋組(photo by Kazushige Nakajima/LAYLINE MEDIA)

 

明日はレイデー明けの470級女子が再登場。男子は最終日を迎えます。

詳細はオリ特サイトをご覧ください。
【オリ特サイト】
http://jsaf-osc.jp/cn03/pg03_w71.html

【公式WEB】
http://www.sailing.org/olympics/london2012/index.php
http://www.london2012.com/sailing/
【リザルトセンター】
http://www.sailing.org/olympics/london2012/results_centre.php