‘ディンギ’ カテゴリーのアーカイブ

関東学生ヨット春季選手権大会予選

2010年4月26日 月曜日
 

25日の470級第4レースのトップ艇 日本大学

4月24、25日、神奈川県森戸海岸沖で関東学生ヨット春季選手権大会の予選Aブロック、Bブロックがともに5レースで行われました。

24日のAブロックは風向が徐々に右へ振っていく中、安定して3m/s~6m/sの風が吹き、9時から13時までの間に4レースを一気に消化することができました。5レース目は風向が東から南に振れる際に安定せず1時間半後にスタートしました。

第2レースの際に1マークのアンカーシートがタコつぼのロープに絡まるというアクシデントがありましたが、運営側の迅速な行動により事故なく済ますことができました。

Aブロック 予選 第5レース目までの結果

470級                スナイプ級

1位  中央大学   84点    1位  早稲田大学  84点

2位  法政大学   127点   2位  法政大学   114点

3位  立教大学   165点   3位  明海大学   185点

4位  明海大学   166点   4位  中央大学   198点

5位  早稲田大学  169点  5位  立教大学   212点

6位  東京大学   287点   6位  関東学院大学 253点

7位  成蹊大学   368点   7位  横浜市立大学 262点

8位  芝浦工業大学 384点  8位  成蹊大学   317点

9位  神奈川大学  409点   9位  東京大学   338点

10位 東京経済大学 442点  10位 東海大学   398点

11位 立正大学   464点

12位 東京医科大学 467点

13位 東京理科大学 525点

14位 横浜市立大学 525点

 

25日のBブロックは8時過ぎにレース艇が出艇したものの11時まで風が安定せず、2時間ほど海上で待機しました。11時を過ぎて風が南で安定し一気に5レースが消化されました。風向が安定すると風速が徐々に上がり、第1レースに3m/sだった風速は第5レースでは8m/s以上になり、多くの沈艇やリタイア艇が発生しました。

Bブロック 予選 第5レース目までの結果

470級              スナイプ級

1位  日本大学   66点    1位  日本大学   129点

2位  明治大学   145点   2位  慶應義塾大学 154点

3位  慶應義塾大学 168点  3位  横浜国立大学 165点

4位  東京海洋大学 181点  4位  東京工業大学 225点

5位  横浜国立大学 187点  5位  成城大学   227点

6位  東京工業大学 262点  6位  東京海洋大学 234点

7位  学習院大学  266点   7位  明治大学   252点

8位  青山学院大学 280点  8位  首都大学東京 258点

9位  上智大学   445点    9位  学習院大学  357点

10位 専修大学   450点  10位 防衛大学   399点

11位 防衛大学   458点

12位 駒澤大学   462点 

日本大学は470級、スナイプ級ともに1位となり実力を見せつけましした。特に470級は第4、5レースでワンツースリーフィニッシュを決め圧巻でした。

470級は上位8校、スナイプ級は上位7校が決勝へ進出します。両クラスとも29、30日に行われる予定の残り3レースでの逆転の可能性は十分にあります。どの大学も常に上位を目指して頑張ってほしいと思います。

今回の関東学生ヨット春季選手権大会のレース公示やレース結果の詳細は関東学生ヨット連盟のHPを参照してください。(北田幹 関東学生ヨット連盟/成蹊大学)

関東学生ヨット連盟 http://www.geocities.jp/gakurenyacht/

 

関東学生ヨット連盟委員長の中央大学・望月航の第1マーク回航

第1マーク付近(24日)

スナイプ級第2レース1位の小又/西宮(日本大学)のクルー西宮敏宏のフィニッシュ直前の表情。ヘルムスマンの小又友和は「最高!!」と一言

 

関東学生女子ヨット選手権大会
優勝は早稲田大学(470級)、中央大学(スナイプ級)!

2010年4月18日 日曜日

470級の優勝の早稲田大学ペアです

4月18日、春季関東学生女子ヨット選手権(以下:女子インカレ)の2日目のレースが、神奈川県森戸海岸沖で行われました

1レース目は、昨日に引き続き、少し強めの風が吹きましたが、その後は微風下でのレースとなりました。昨日よりもリコール(フライング)をする艇が多く、レースの結果はいいものの、成績として残らない選手が多々みられました。ヨットレースは、スタートがレース展開を大きく左右するため、とにかく綺麗にスタートを決めたいと誰もが思いますが、ヨットレースは陸上競技などと異なり白線でひいたような明確なスタートラインがなく、2つのマークブイを結ぶ仮想ラインをスタートラインとして行うため、綺麗なスタートをすることがとても難しいです。

今回の女子インカレの参加選手の実力差はあまりなく、どの選手もスタートを攻めすぎてしまったように思えます。

そんな中、470級で優勝したのは、山口/井上組(早稲田大学)です。井上は4年生のベテランクルーではありますが、スキッパーの山口は3月に高校を卒業したばかりのルーキー。高校時代にもヨット部に所属していたとはいえ、初めての女子インカレで1日目からトップを守り抜いたことは、今後にとても期待できそうです。

スナイプ級は1日目に1位だった木内/塩出組(早稲田大学)を1点差の僅差で逆転し、3位からトップへ浮上した樋口/久保組(中央大学)が優勝しました。樋口/久保組は、昨日の第1レースから着実に順位を上げ、本日は2レース連続で1位をとりました。その結果、中央大学初の女子インカレ優勝を成し遂げました。

以下、優勝者のコメントです。(レポート/鈴木 有依・関東学生ヨット連盟女子委員長)

470級 優勝

山口祥世(早稲田大学1年)ヘルムスマン

『はじめてのレースで、たくさん課題が見つかったのでこれからもっと頑張っていきたいです。』

井上まなか(早稲田大学4年)クルー

『優勝できたことは良かったですが、課題がたくさんあるので、さらに練習をしたいです!!』

スナイプ級 優勝

樋口美紗(中央大学4年)ヘルムスマン

『最後の春季女子インカレで優勝できて良かったです。引退までの残り半年を死ぬ気で頑張ります!!』

久保彩夏(中央大学3年)クルー

『昨日の3位から逆転優勝できてよかったです。この勢いで春季関東学生ヨット選手権大会も優勝します。』

関東学生ヨット連盟 http://www.geocities.jp/gakurenyacht/

スナイプ級で優勝した中央大学の初日の帆走シーン。顔写真が撮れませんでした

日本大学の女子スキッパーたち。元気いっぱいです!

関東学生女子ヨット選手権大会
今日からスタート!

2010年4月17日 土曜日

早稲田大学女子主将の福本典子さんから昨年の女子インカレ優勝旗が返還された

2010年度の関東学生女子ヨット選手権大会が4月17日(土)から始まりました。

17日朝10時から葉山新港で行われた開会式は、関東の学生ヨット部員すべてが集まる「春季関東学生ヨット選手権大会」全体の開会式となるため、女子選手のほかに男子選手も集まりました。

参加全大学がそれぞれの部旗を掲げ、整列する中、大会名誉会長グラチアーノ先生、大会副会長の杉山さん(日本大学OB)、大会委員長の天辻さん(筑波大学OB)、レース委員長の関谷さん(工学院大学OB)、プロテスト副委員長の大村さん(海洋大学OB)からご挨拶をいただき、前回優勝校の早稲田大学から関東インカレ総合優勝旗が返還されました(副将 芝尾航さん)。引き続き、前回女子インカレ優勝旗が返還されました(早稲田大学 女子主将 福本典子さん)。

その後、早稲田大学副将芝尾航さんが選手宣誓しました。悪天候のため室内での開催となりましたが、開会式は滞りなく行われました。

その後、11時50分に470級が出艇、5分後の11時55分にスナイプ級が出艇し、本日は両クラス3レースが消化できました。

第1レースの結果

470級 スナイプ級

1位 藤井/栗栖(日本大学)        1位 長塚/稲垣(日本大学)

2位 波田地/白倉(明海大学)       2位 木内/塩出(早稲田大学)

3位 堤/安部(法政大学)         3位 田中/渡邊(日本大学)

4位 山口/井上(早稲田大学)       4位 樋口/久保(中央大学)

5位 青山/毛利(東工大学)        5位 松原/古山(東京海洋大学)

第2レースの結果

470級                      スナイプ級

1位 山口/井上(早稲田大学)       1位 木内/塩出(早稲田大学)

2位 藤井/栗栖(日本大学)        2位 長塚/稲垣(日本大学)

3位 堤/安部(法政大学)         3位 樋口/久保(中央大学)

4位 蛯原/川戸(明海大学)        4位 横山/有銘(明海大学)

5位 波田地/白倉(明海大学)       5位 佐藤/遠藤(立教大学)

第3レースの結果

470級                      スナイプ級

1位 山口/井上(早稲田大学)       1位 樋口/久保(中央大学)

2位 波田地/白倉(明海大学)       2位 木内/塩出(早稲田大学)

3位 青山/毛利(東工大学)        3位 長塚/稲垣(日本大学)

4位 木村/高木(日本大学)        4位 福本/杉井(早稲田大学)

5位 蛯原/川戸(明海大学)        5位 西牟田/曹(横市大学)

今日は1日を通して、強風から微風までの幅広い風域でレースすることができ、重量ペアから軽量ペアまで全ての選手にチャンスがあり、とてもよいレースができたと思います。ヨットレースは風の吹いてくる方向を予測し、相手艇の位置を考えながらコースをひく競技です。また、強風は重量級、微風は軽量級が有利になるなど、風に左右される競技です。そのため、現在の順位がどのように変化するかはまだまだわかりません。現在、暫定順位として入賞していない大学にも明日頑張ってほしいと思います。(鈴木 有依/関東学生ヨット連盟女子委員長)

スナイプ級のスタートシーン

いいレースをしようと奮戦するレース本部艇のスタッフたち

2010年光ウィーク高校ヨット選手権。
風に恵まれ、熱戦を展開

2010年3月30日 火曜日

2010年光ウィーク高校ヨット選手権の入賞者たち

2010光ウィーク高校選手権が4日間の日程を終了しました。4日間でFJ級が12レース、シーホッパー級SRが11レースを行い、FJ級は帆走指示書に示された最大レース数を消化したことになります。

風の状況は、26日WNW 10m/s、27日WSW 3m/s、28日WSW 5m/s、29日 North~NNW 6m/sで、強風によりレースが中止されたこともありましたが、4日間ともよい風に恵まれてレースを行うことができました。

レースでは、スタート前や下マーク回航のルームのせめぎ合いなどが印象に残りました。今回のレースは下マーク(3マーク)にオフセットマークが設置されていること、コースが多岐にわたっていたことも各選手にはよい経験となったと思います。

光ウィーク高校選手権はシーズン前の強化合宿として始まりましたが、この選手権を通じ、各選手これから始まるシーズンに向け冬季の練習で得た自分のスキルがどのあたりに位置しているのかを確認することができ、インターハイに向けた練習ポイントなども発見できたであろうと推察します。

今年の光ウィーク高校選手権は他の大きな大会と日程が重なり、残念ながらエントリー数が少ない状態でしたが、来年2011年の光ウィークには奮ってのご参加お待ちしております。各選手の今後の更なる活躍を祈念します。(本木 久也/山口県セーリング連盟、大島商船高専ヨット部顧問)

総合成績

FJ級
優勝 小泉 颯作・石田 爽介(光高校)
2位 平松 良洋・杉浦 伸吾(碧南セーリングクラブ)
3位 奥村 文嗣・川田 聖也(高松工芸高校)

シーホッパー級SR
優勝 山本 康司(大島商船高専)
2位 横山 功一郎(山陽高校)
3位 平岡 拓洋(米子工業高専)

FJ級、最終レース。トップ艇が優勝チーム

第14回セーリングアジア選手権。
日本ナショナルチーム、2種目に優勝! 

2010年3月29日 月曜日

日本ナショナルチーム全員集合。お疲れさまでした

中国・広州の汕尾(シャンウェイ)で23日から開催されていた第14回セーリング アジア選手権は29日最終日を迎え、JSAFナショナルチームの470級男子 石川裕也・柳川祥一組 (関東自動車工業)とマッチレースクラスの中村匠・伊藝徳雄・笹木哲也・佐藤大介組(チーム・アルバトロス)がそれぞれ優勝し、金メダルを獲得しました。

今回は14種目が実施されましたが、日本からは下記の9種目に14名の選手が参加しました。(氏名のあとは最終成績)

470男子 8カ国 参加10艇(石川裕也・柳川祥一組)―― 優勝
・470女子 5カ国 参加8艇(村濱沙耶・板倉広佳組)―― 4位
・RSX男子 7カ国 参加12艇(富澤慎)―― 2位
・RSX女子 5カ国 参加6艇 (小菅寧子)―― 3位
・レーザー男子 7カ国 参加11艇(ホール・イアン)―― 5位
・レーザーラジアルオープン 11カ国 参加19艇(永井久規)―― 7位
・OP男子 9カ国 参加16艇 (高竹義樹)―― 9位
・OP女子 7カ国 参加14艇(田中美紗樹)―― 10位
・マッチレース 7カ国 参加7艇(中村匠、伊藝徳雄、笹木哲也、佐藤大介)―― 優勝

470級男子優勝の石川・柳川組は全12レースを4-1-2-1-5-2-4-6-2-6-3-6の順位で戦いました。
マッチレースクラスのチーム・アルバトロスは予選から決勝までの全12レースを負けなしで勝ち進むなど圧倒的な強さを見せました。(JSAFオリンピック特別委員会)                   

大会公式サイト http://www.asafweb.com/news/asianchampionship_index.html
JSAFオリンピック特別委員会 http://jsaf-osc.jp/ 

やった!金メダルだ!日本はマッチレース圧勝でした

470級 石川・柳川組の晴れやかな笑顔