‘ディンギ’ カテゴリーのアーカイブ

470級女子
近藤愛・田畑和歌子組 優勝!
セーリング・ワールドカップ 第7戦(英国)

2010年8月15日 日曜日

優勝した近藤・田畑チーム

ISAFワールドカップ最終戦(第7戦)『SKANDIA SAIL FOR GOLD』(英国・ウェイマス)大会は現地14日に最終日を迎え、日本の470級女子ナショナルチームの近藤愛・田畑和歌子組(アビームコンサルティング株式会社)が優勝しました。同組のワールドカップ優勝は昨年の第5戦・オランダ大会(5月)に続く2回目となります。 

近藤愛(29歳・日本大学卒)と田畑和歌子(26歳・福岡経済大学卒)は元々それぞれのチームの艇長(近藤は北京五輪日本代表)をつとめていましたが、北京五輪後の2009年に現在のチームを組み、現在世界ランク5位に位置しています。

本年は春先からヨーロッパに遠征、ワールドカップ3戦から5戦を7-5-6位、世界選手権でも6位入賞を果たしています。

今大会は予選シリーズ(24カ国46艇参加)を2位で通過、決勝シリーズでは首位に躍り出て、最終日、総合上位10艇のみが出場できる「メダルレース」に進出。メダルレースでは手堅くオランダ、スペインに続く3位に入り、予選シリーズから積算した総合得点で2位のスペインに大差をつけて堂々の優勝を飾りました。

今大会はプレプレ五輪という位置づけでもあり(ロンドン五輪と同時期開催であり、同一レース海面)、ロンドン五輪470級女子種目のメダル獲得に向けて大きなアドバンテージを得たことになります。

大会を終えた近藤・田畑組は同社の男子チーム(原田・吉田組:総合29位)とともに引き続き現地ウェイマスに残り、海外チームとの合同トレーニングを29日まで行い、その後帰国する予定です。

なお、今大会には日本からナショナルチーム8種目20選手が出場しました。各チームとも健闘しましたが近藤・田畑組以外はメダルレース進出が果たせませんでした。

JSAFオリンピック特別委員会 http://jsaf-osc.jp/
今大会現地レポート http://jsaf-osc.jp/cn03/pg03_39.html
大会公式サイト http://www.skandiasailforgoldregatta.co.uk/2010
大会最終成績 http://www.skandiasailforgoldregatta.co.uk/news/_992/latest_results

表彰式での2人

セーリングキャップ&ポロシャツをプレゼント
国際交流日本ジュニアヨットクラブ競技会2010

2010年8月13日 金曜日

OP級をはじめ6クラスで競われた

国際交流日本ジュニアヨットクラブ競技会2010(共同主催/日本ジュニアヨットクラブ連盟、東京都ヨット連盟、特別協賛/東京都スポーツ文化事業団、アビームコンサルティング株式会社)が、7月30日から8月1日にかけて、東京湾の若洲ヨット訓練所をベースに行われました。

韓国、オーストラリア、ニュージーランド、日本の4カ国が参加し、OP級初級者、、OP級上級者、レーザー4.7級、ミニホッパー級、FJ級、420級で競われました。

各級で1位となった選手は次のとおりです。

OP級初級者1位/仲南(藤沢市青少年セーリングクラブ)
OP級上級者1位/Park Jae Wan(韓国)
同上国内1位(全体3位)/川戸紅葉(夢の島ヨットクラブ)
レーザー4.7級1位/Kim Chang Yun(韓国)
同上国内1位(全体2位)/村山仁美(レーザー江の島フリート)
ミニホッパー級1位/福岡寛太(山中湖中学校ヨット部)
FJ級1位/日塔和宏・櫛田佳佑(早稲田大学高等学院ヨット部)
420級1位/新谷つむぎ・景山雪奈(江の島ヨットクラブジュニア)

なお、本レースはアビームコンサルティング株式会社の特別協賛を受けていますが、同社から本ブログ読者を対象に本レースの参加者に供されたセーリングキャップとポロシャツを提供いただきました。

ご希望の方は郵便番号、住所、氏名、JSAFメンバーの登録番号、ポロシャツ、セーリングキャップのどちらを希望するかを明記のうえ、present@jsaf.or.jp宛てにメールで申し込んでください。ポロシャツは先着5人の方、セーリングキャップは先着10人の方に差し上げます。ポロシャツのサイズサイズはMのみ、セーリングキャップはフリーサイズです。

(財)日本ジュニアヨットクラブ連盟 http://www.jjyu.net/

国際交流にふさわしい和気あいあいとしたパーティ

プレゼントの一つセーリングキャップ

詳報  2010年レーザーラジアル級ユース世界選手権 女子・日本代表 土居愛実(17歳)銀メダル獲得!

2010年7月26日 月曜日

選手団の面々

オリンピック女子正式種目「レーザーラジアル級」のユース世界選手権は現地時間7月25日 英国・スコットランドのラーグスで最終日を迎え、日本の土居愛実(どいまなみ・1993年8月神奈川県生まれ・17歳・山手学院高等学校2年在学・江の島フリート/神奈川県ユースヨットクラブ)が銀メダル・2位を獲得しました。優勝は米国、3位はオランダでした。

今大会の女子には世界26カ国から89艇の参加がありましたが、土居は予選7レースに3回のトップをとるなど終始上位で戦い、総合2位で通過、決勝シリーズに進出。決勝シリーズの最終日には4m~8mの風の中、並みいる世界のユース世代トップセーラーと互角に戦い13位-7位でまとめ、銀メダルを獲得しました。同級における日本女子のユース世界選手権メダル獲得は初の快挙です。日本の女子一人乗りクラスは世代を通じて世界のハードルが高く、トップ10に入ることも難しいとされてきました。
レーザーラジアル級は前回の北京五輪から女子一人乗り種目として初めて採用されています。土居は今回の好成績により、2016年リオ五輪大会の“期待の星”に躍り出ました。

なお、今大会には日本からU-18男子6名、女子4名が参加しました。

【土居愛実コメント】
銀メダル獲得をとても幸せに思っています。
1月に行われたミッドウィンターレガッタに参加し世界選手権の出場権を獲得できました。レース会場のラーグスでは強風域が予想されていたのでセーリング練習と合わせてウエイトトレーニングを行ってきました。目標体重には至りませんでしたが8kgのウエイトアップをすることができました。現地の事前練習は予想どおり強風のコンディションでしたが、大会が始まると私の得意な軽順風でのレースになりました。スタートを苦手としていたので確実なスタートをすることを目標にしました。そしてよいスタートができ、ボートスピードには自信があったので、その後は自分の思うようなコース展開ができました。11レース中3レーストップを取ることができ、U19女子総合で2位になることができました。
ラジアル世界選手権の前に行われたISAFユース世界選手権(トルコ)に出場したことで海外レースの雰囲気に慣れることができ、緊張することなく自分の力を出し切ることができました。今回銀メダルをとることができたのは、日ごろから活動を応援してくれている家族や練習を毎週見てくださったコーチのおかげだと思います。感謝しています。今後もこの成績に甘んじることなく次の大会に向けて頑張っていきたいと思います。

【日本セーリング連盟・ジュニア・ユース育成強化委員長 佐々木共之コメント】
世界選手権を戦い抜いた土居愛実をはじめ日本チームの頑張りを心からうれしく思っています。これまで彼女の練習環境を支えてくださったご家族や多くのスタッフの方々と共に喜びを分かちあいたいと思います。今回の成果が多くのジュニア・ユースセーラーに夢と希望を与えてくれました。私達もこれを糧にさらなる強化環境を構築すべく努力してまいります。

【土居愛実のセーリングキャリア】
小学校2年生より兄の影響でセーリングを始める(OP級)。
中学生時代、2007年度OP全日本選手権大会第3位。
高校に進学しオリンピッククラスのレーザーラジアルに乗り始める。
2009年全日本レーザーラジアル以降ラジアルユースワールド、Volvo Youth Sailing ISAF World Championship日本代表を目指して本格的にレーザーラジアルのトレーニングに取り組む。

・2009年11月  全日本レーザーラジアル兼全日本レディ-ス兼レーザー4.7選手権大会(江の島) 総合32位(ユース女子2位)
・2010年1月   レーザークラスミッドウインターレガッタ ラジアルクラス総合10位(女子5位)
・2010年3月   ISAFユースワールド日本代表選手選考レース 女子1位
・2010年4月   スプリングレガッタ2010(江の島)総合5位(女子1位)
・2010年5月   <JOCジュニアオリンピックカップ2010>兼<JSAFジュニア・ユースセーリングチャンピオンシップ2010(ユース部門)総合2位(女子1位)
・2010年7月8日-17日 Volvo Youth Sailing ISAF World Championship 2010 第10位 イスタンブール/ トルコ

大会公式サイト
http://www.laserworlds2010.co.uk/laserworlds/radial/women/radial_youth_results.htm

JSAFジュニア・ユース育成強化委員会
http://jsaf-osc.jp/Junior-Youth/JYindex.html

土居愛実選手、堂々の2位!
レーザーラジアル級ユース世界選手権

2010年7月26日 月曜日

土居愛実選手

7月17日~25日にかけて英国・ラーグスで開催されていたレーザーラジアル級ユース世界選手権で土居愛実選手(江の島F)が7-1-1-1-10-2-3-(15)-14-13-7と走り、女子で2位になりました。

優勝は米国のReineke Erika選手。      

本大会は男子41カ国 226艇、女子26カ国 91艇が参加し、日本からはU-18の男子6名、同じく女子4名が参加していました。

JSAFジュニア・ユース育成強化委員会
http://jsaf-osc.jp/Junior-Youth/JY-04/jy04_01.html

大会サイト
http://www.laserworlds2010.co.uk/radialyouth

東京六大学OB戦 東京大学が優勝

2010年7月16日 金曜日

現役時代もかくやと思われる熱い戦い

7月10日、東京六大学OB戦が行われました。

このレースは東京六大学OBの懇親を目的に、毎年7月の第2土曜日に葉山マリーナの30ftクルーザーをチャーターし、OBによる対抗戦を開催するものです。

今年で10年目を迎えますが、OBレースと言えばビールを片手にのんびり……と思われるかもしれませんが、この対抗戦は現役時代もかくやと思われる熱い戦いを繰り広げますし、レース中は禁酒というOBとしては信じられぬほど節操のある戦いです。
もちろんレース終了後のパーティではおおいに飲み六大学の懇親を深めています。

今年の成績は以下の通りですが、法政大学の3連覇を東京大学が圧倒的な走りで阻み、優勝いたしました。

優勝 東京大学
2位 法政大学
3位 立教大学
4位 明治大学
5位 早稲田大学
6位 慶応大学

今年は南の7~8mの風でエキサイティングなレースとなりましたが、みなさん現役時代にタイムスリップし、本気モードでおおいに楽しんでおられました。

今後も老いて(若いOBもおりますが……)ますます盛んなところを現役に見せたいと思います。
本年度運営当番校でレース委員長を務めました法政大学OB羽田誠のレポートでした。

開会式で早くも胸が熱くなる

 

パーティでのエール交換