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第16回アジア競技大会
470級男子・女子 、マッチレースの3種目で金メダル
レーザーラジアル級も銀メダル 

2010年11月20日 土曜日

11月12日から中国・汕尾(シャンウェイ)開催されている第16回アジア競技大会セーリング競技で、日本は470級男子・女子 、マッチレースの3種目で金メダルを、レーザーラジアル級の1種目で銀メダルを獲得しました。

・470級(二人乗り)男子:金メダル
原田龍之介(25歳)/吉田雄悟(27歳)組(アビーム コンサルテイング)
・470級女子:金メダル
近藤 愛(30歳)/田畑和歌子(27歳)組(アビーム コンサルテイング)
・マッチレース(四人乗り):金メダル
坂本 亘 (31歳)/岡本康裕(31歳)/吉藤博章(30歳)/和田大地(36歳)チーム(日吉染業)
・レーザーラジアル級(一人乗り):銀メダル
永井久規(30歳・豊田合成)

金メダル3個の獲得はアジア大会・セーリング競技では過去最高の数になります。

その他、ウインドサーフィンRS:X級の富澤 慎(26歳・関東自動車工業)は4位。

ユース・ジュニア世代の420級(二人乗り)山口寛規(18歳・福岡第一高校3年)/磯崎哲也(18歳・同)組は5位、同じくOP級(一人乗り)男子の岡田奎樹(14歳・福岡市立内浜中学校3年・福岡ジュニアヨットクラブ)は5位、同級女子の深沢瑛里(15歳・湘南白百合学園中学校3年・湘南ジュニアヨットクラブ)は5位でした。

アジア大会における470級男子優勝は1990年(中国)、1994年(広島)に続く4大会ぶり3回目のものです。原田・吉田組は現在世界ランキング15位。2010年世界選手権18位。

470級女子優勝は前回大会(カタール)に続く2回目です。艇長の近藤愛は2大会連続の金メダルです(クルーの田畑は初)。近藤・田畑組は世界ランク9位。2010年世界選手権6位、ワールドカップ第7戦優勝。

日本初参加のマッチレース・坂本チームは準決勝4位から巻き返しを図り、本来の実力を発揮して逆転の金メダルです。

銀メダルのレーザーラジアル級永井は本来は1クラス上のレーザー級のナショナルチーム選手ですが、今回は体重調整を図って大会に臨みました。

今大会、日本セーリング連盟・オリンピック特別委員会(委員長:山田敏雄)は大会前の目標をあえて高く設定していましたが、金3、銀1の結果で、わずかに及びませんでした。とくにユース・ジュニアクラスの3種目についてはアジア諸国が加速する次世代選手の育成・強化レベルに後れを取る結果となりました。この点については連盟ならびに当委員会として真摯に受け止め、さらなる基盤強化に取り組む決意を固めています。(JSAFオリンピック特別委員会)

大会公式サイト  http://www.gz2010.cn/en
大会期間中の競技レポートはオリンピック特別委員会公式サイトに掲載しています。http://jsaf-osc.jp/

第16回アジア競技大会
セーリング競技・日本代表チーム

2010年11月9日 火曜日

11月6日東京で行われた日本代表団結団式におけるセーリングチームJAPAN

11月12日から開催される第16回アジア競技大会のセーリング競技に参加する6種目・8クラス・14名の選手および6名の役員が競技会場の汕尾・シャンウェイに到着しました。

今回の選手たちは「メダル獲得に最も近い種目・選手・チーム」「次代の日本セーリング界を担う実力あるユース・ジュニア選手」かつ「10m超の強風域にも勝てる選手・チーム」を主眼に決定されています。現時点における日本最強チームといえるでしょう。5クラスで金メダル、3クラスは銀、銅のいずれかを獲得することを目標に掲げています。

【日本代表チーム(年齢は大会開始時)】
■470級男子
・原田龍之介(25歳・早大卒)/吉田雄悟(27歳・法大卒)組
アビーム コンサルテイング(株)所属
■470級女子
・近藤 愛(30歳・日大卒)/田畑和歌子(27歳・福岡経済大卒)組
アビーム コンサルテイング(株)所属
■RS:X級男子
・富澤 慎(26歳・関東学院大卒)
関東自動車工業(株 )所属
■ラジアル級男女オープン
・永井久規(30歳・名城大卒 )
豊田合成(株)所属
■マッチレース男子
・坂本 亘 (31歳・同志社大学卒)
・岡本康裕(31歳・小樽水産高卒)
・吉藤博章(30歳・東海大学卒)
・和田大地(36歳・同志社大学卒)
日吉染業(株) 所属
■420級U-19男子
・山口寛規(18歳・福岡第一高校3年)/磯崎哲也(18歳・同)組
■オプティミスト級U-15 男子
・岡田奎樹(14歳・福岡市立内浜中学校3年)
福岡ジュニアヨットクラブ所属
■オプティミスト級U-15 女子
・深沢瑛里(15歳・湘南白百合学園中学校3年)
湘南ジュニアヨットクラブ所属

★役員:
監督・中村健次(ナショナルコーチ)
総務・斉藤愛子(JOC専任情報科学スタッフ)
トレーナー・江口典秀(JOC専任メディカルスタッフ)
コーチ・飯島洋一(JOC専任コーチングディレクター)
小松一憲(アビームコンサルティング)
関 一人(関東自動車工業)

大会期間中の現地発レポートはオリンピック特別委員会公式サイトに掲載いたします。(日本セーリング連盟・オリンピック特別委員会)

JSAFオリンピック特別委員会 http://jsaf-osc.jp/
大会のNotice of Race http://www.sailing.org/tools/documents/16thAsianGames2010NOR-[9079].pdf
大会公式サイト http://www.gz2010.cn/en

ツインズ

2010年9月29日 水曜日
 

さわやかツインズ

 

千葉国体が終了しました。
J-SAILINGのカメラマン、ハマヤからの現地レポートです。

国体は29日の最終日にしてやっとお天気が回復。

この日は女子の成年女子シーホッパー、少年女子シーホッパー、成年女子セーリングスピリッツ、少年女子セーリングスピリッツの4レース。

セーリングスピリッツは成年女子、少年女子ともに僅差の展開で、最終レースですべてが決まる大事なレース。

このレースで注目されたのが少年女子セーリングスピリッツの佐賀県代表山口優選手。

実は山口選手、二卵性の双子で、昨日の少年男子セーリングスピリッツで優勝を決めた福岡県代表の山口寛規選手の双子の姉。

山口優選手が優勝すれば、「双子で優勝」と素敵な展開に。

そして、期待通り山口優選チーム優勝。

「すごいですね! 双子で優勝!!」と話しかけたところ、山口寛規選手が「優勝した時にしていたネックレスを姉(山口優選手)に貸してたから」。

そんな話を聞かせてくれた山口寛規選手。
山口優選手もニコニコしながら話をしてくれました。

双子優勝おめでとうございます。

双子っていいですね。(レポートと写真/濱谷幸江)

 

千葉国体 http://www.kokutai-2010chiba.jp/
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ブログもあります。http://ameblo.jp/sachie-gumi/

国体の報道艇

2010年9月29日 水曜日

出艇を待ちわびる選手たち

 

 

千葉国体は今日が最終日。
J-SAILINGのカメラマン、ハマヤからの現地レポートです。

昨日も国体は雨にたたられました。

風があまり吹いていないため、なかなかレースが始められない。

選手のみんなも出艇をひたすら待っている。

お昼前、少し風が吹いてくるという事でようやく出艇することに。

突風が注意される中みんないっせいに船を出す。

やっと出てきた海面。
しかし雨が土砂降り。

新聞記者たちはレインコートこそ来ているがずぶぬれ。

ここまで土砂降りだとレインカバーだけではどうしようもない。

そこで登場したのがこのブルーシート。

船に縛って屋根を作り、急遽中へ逃げ雨を凌ぐ。

雨は一瞬だったのだが強い雨だった。

レースも終わり、あがってくる頃にようやく日差しが入ってくる。
もう少し早く晴れてくれれば良かったのに、なかなかそうはいきませんね。(レポートと写真/濱谷幸江)

 

千葉国体 http://www.kokutai-2010chiba.jp/
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昨日、夕方から急に晴れた空

雨の国体

2010年9月28日 火曜日

 

傘を差しつつレース海面を見つめる観戦者

 

千葉国体はレースが始まって3日目を迎えました。
J-SAILINGのカメラマンであるハマヤからの現地レポートです。

 

今日は朝から雨。
昨日に比べて風は吹いているので、選手にとってはいいレースになるかもしれません。

しかし写真を撮る私からしてみれば、厄介なお天気。
自分もオイルスキンを着るように、カメラもかっぱを着せねばなりません。

雨の日なのに、陸上から多くの観客がレースを見守っているのですが、これはこれで大変。そこで、国体会場にある特設スペースをご紹介。

ここは日頃、休憩スペースとして開放されているのですが、そこには大型ビジョンがあり、レースの放送と解説が行なわれているのです。

ヨットをまったく知らない人でもわかるようにていねいに解説され、レースコース、レース艇の動きなどがスクリーンに大きく映し出されるので解りやすい。解説はJSAF常務理事の青山篤さん。ご苦労様です。

ここなら濡れずに、しかも選手たちの動きが大きく見えるので観戦にはおすすめです。ちなみに、会場である稲毛マリーナの一番高い場所から撮影されています。(写真とレポート/濱谷幸江)

 

千葉国体 http://www.kokutai-2010chiba.jp/

 

 

特設スペースでは大型スクリーンを使って解説が行われています

稲毛マリーナの一番高い場所から撮影されています